ニュースなどで知った方も多いと思いますが、東国原さんが次の宮崎県知事選挙に出ることを表明しました。私は宮崎在住の宮崎人です（出生は宮崎ではありません）。
こりゃ～、次の県知事選挙は面白くなる！と思いました。ここからはあくまでも私の個人的な意見なので、その点、ご了承ください。この記事は中立な立場での意見ではなく、「東国原さん！当選してくれ！」という個人的な思いで（笑）、書きます。
最初に私の意思を表明しておきます。私は、東国原さんに投票します。現知事の河野さんに投票することは100％ありません。40年、宮崎に住んでいる1人の人間の意見です。
東国原さんが、途中で県知事を投げだしたなどと批判する方がいますが、「別に任期途中で急にやめたのではなく、任期4年を一生懸命全うして、多くの県民に惜しまれながらやめたんだから何も問題ないでしょう？」と思うのです。宮崎知事をやめたあとに、都知事選に出たり、国会議員になったりしたことを「節操がないだ、いったい何をしたいのか？」など色々な意見があります。
別にいいじゃない。4年間、一生懸命、宮崎のために頑張って、そのあと何をしようと。犯罪を犯したわけでもないんだから。東国原さんの考え、ポリシーがあって（全ては政治に関すること）、色々なステージで色々な経験をした。それの何が悪い？と思うのです。
今回の東国原さんの出馬を歓迎しない人（猛反対の立場の人）もいるでしょうけど、そんな方々に対しては、「しかし、宮崎人は器量が狭いというか保守的すぎるし、寛容さが足りんな～」と思います。私も宮崎人ですが、誰がどのタイミングで選挙に出ようと、いちいち細かいことは言いませんし、あれこれ言いません。正々堂々、選挙戦で勝負すればいいと思うだけです。どうしてそこまで東国原さんを叩きたいのか？よく分かりませんね。それとも、東国原さんが選挙で当選したら困る人でもいるのでしょうか。
「宮崎を捨てた人間が、また宮崎の知事に舞い戻りたいだ？」とか、あまりに暴論ではないですか？宮崎の発展に貢献した方に対して、あまりに失礼ではないですか？感情でモノを言っちゃあいけませんね。
東国原さんが、「たいしたことない政治家」だったら、ここまで批判は出ないと思いますし、泡沫候補扱いで話題にもならないでしょう。「東国原のやつ、本当に当選しかねない・・・（それは何としてでも食い止めないと！）」と不安を感じたから、あれこれ、子どもじみた批判をするのでしょう。「選挙戦は正々堂々と」というのは建前であり、本当は、「（裏での）足の引っ張り合い」です。相手の痛いところを突くのが正攻法です。
東国原さんの痛いところが、「一期で知事をやめて都知事選に出たり、国会議員になったり」ですから、東国原さんに当選してほしくない方は、皆が金太郎アメのようにソコばっかり攻めてきます。私としては、「その点しか突っ込みどころがないくらい、東国原さんは宮崎県知事時代に素晴らしい県政をされた」と思ってます。県知事選なんだから、立候補されるお2人は、互いの県政や目指す宮崎について論戦を戦わせてほしいです（これから出てくるでしょう）。
東国原さんが宮崎県知事をされてた時の、ご活躍はそれはそれは目覚ましいものがありました（私が当時、宮崎に住んでいて感じた限りでは）。
（政治家として）予想以上に仕事をする（ただの芸能人ではない）というのが、あの当時の東国原さんに対する多くの宮崎県民の感想だと思います。そんな素晴らしい活躍をされた東国原さんが、県知事をやめるまでは良かった（勇退です）。
ところが都知事選に出たあたりから雲行きが変わってきました。「宮崎を捨てて、今度は東京の知事になりたい？」、「宮崎への愛情は無かったのか？宮崎に対する情熱はその程度のものだったのか？」と多くの県民が疑問と失望を感じたと思います。
並みの人間だったら、県知事をやめたあとに都知事選に出ようなんて思いません。一般的には、「東国原は完全に調子に乗ったな（そんなに大した資質も器も無いのに）。欲が出たんだ」と思った出来事だったかもしれませんが、私は当時、真逆のことを思ってました。
「東国原さんは、もしかして・・・・すんごい政治家になり得るのでは？すごい生まれなのではないか？（四柱推命的に）」と。だったら、「県知事」程度では、東国原さんは、パワーを持て余して物足りないのでは？持てる能力を存分に出せる「環境」が必要なのでは？と思ってました。
そんなパワー有り余る東国原さんが、今回、宮崎県知事選に立候補したことについて、私は、「その素晴らしい能力と才能を、再度、宮崎のために使いたいだなんて、なんてありがたいことだろう」と率直に思いました。「何を今さら・・・」と思った方も多いでしょうが、私はそうは思わなかった。「ありがたい！宮崎県知事、やって欲しい！宮崎を良くしてください」と思いました。これが私の本音です。
あまりに正直に言いたい放題、書きすぎると、河野さんを支持する宮崎県民から文句が舞い込んできそうですが（笑）、多様な意見があってもいいじゃないですか。今は「多様性」の時代ですよ。意見があるなら、私のようにご自身でブログなりSNSを駆使して意見を言えばいいです。意見には意見で返せばいい。
色々な意見がある中で、「多数決」で宮崎県知事が決まる。それで何も文句は無いでしょう。私の意見を「間違いだ。こいつの言ってることは宮崎の実情を捉えていない。多くの宮崎人は東国原を良く思っていない。宮崎を踏み台にしたんだ、宮崎を捨てたやつが、なんで今さら、宮崎知事を目指すんだ？宮崎をバカにしているのか？」と思う方もいると思いますが、それを私はいっさい否定しません。人それぞれ意見や考えは違うものですから。
現知事の河野さんが何か問題があるとか、嫌いとか、そういうことは何も無いです。河野さんは堅実な印象が強くありますし、大きな問題もなく、そつなく県知事をされている印象です。すでに12年も県知事されてます。
ただ・・・・やはり・・・というか、河野さんは、もともとは官僚の方ですから、どうしても「アイデアマン、セールスマン」みたいな感じではありません。そこが東国原さんとの大きな違いだと思います。河野さんは当然、仕事はきちんとされているのでしょうけど、どこか「公務員的」と言いますか、どこがどうとは分かりませんが、10年以上、好き勝手に会社を経営している私からすると何か物足りなさを感じます。マネジメントはもっと面白く、柔軟に自由に楽しくやるものです（私の考え）。河野さんは宮崎県のトップマネジメントです。いわば「宮崎の中でやろうと思えば、ある程度、何でもできる権限を持っている方」です。でも、「やろうとしない」というか、「やってない」ように見えてしまう。新しいことをやってないように見える。
現状を維持するなら、次の知事も河野さんでいいでしょう。しかし、私は宮崎が今のままで現状維持でず～っと続くのは何か面白くないです。今のまま続いていくことを良しとする方々も、宮崎の色々な業界や政界に沢山いると思います。私は今のままの宮崎では面白くないですし、嫌だな～と感じます。どこがどう嫌だと、具体的には言えないのですが嫌です。
今回、東国原さんが選挙に出ると聞いて、真っ先に思ったのは、「また、あの頃（東国原さんが知事してた頃）のように宮崎がメディアで取り上げられることが増えればいいな」と思いました。そして、「宮崎が明るくなればな～」と。