ある経営者のエピソード

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少しうろ覚えですが、私の好きな話です。記憶を頼りに記事にします。少し違う点などあるかもしれません。

 

日本のある経営者が、「あなたは何故、資料やメモなどを見ずにそのような素晴らしいスピーチができるのですか?」と質問を受けました。経営者の方が、どこか外国でスピーチをした際の事だったと思います。

 

日本の経営者はこう答えました。

「あなたは好きな人にプロポーズする際に手元のメモを見ながら伝えますか?(普通、見ないでしょう?)」と。

 

そう!私が相談者さまや、受講者さまとお話する際も同じです(プロポーズしているという意味ではありません 笑)。資料を見ながらの説明は一切しません(時々、命式や大運は見ますが)。メモを見たりよりも、「相手と話すこと」に集中しているし、集中したいので、とにかく相手の発する言葉をよく聞き、的確なタイミング、間で言葉を返していきます(そうやっているつもり)。

 

「相手の方に喜んでもらおう。元気になってもらおう」という気持ちで真剣に、それでいてあまり堅苦しくならないように、気持ちをこめて話します。これでも元々はすごく口下手で無口で、愛想の悪い、「無機質に見られやすい人間」でした。それでも「仕事」として何度も何度も、お客様と話す経験を経て、少しずつ人間味を出して喋れるようになりました。今でも流暢に話せるようになりたいとは思いませんし、そんなことは目指していません。私の発する言葉1つ1つに、どうにか「説得力」を持たせたいとは常々思ってます。

 

お客さまとお話する際に、上手いこと喋ろうとか、言葉を間違ったらいけないとか、そんなことは一切考えないです(間違ったり失敗したら、その都度、謝ったり訂正すればいいので)。それと喋り過ぎないことも気を付けてます。特に受講者さまと電話で話す際は、気が抜けて気分がいいのもあって、ペラペラ余計なことを喋りがちなので少し控えてます。相手に全体の8割前後、喋ってもらえたら、その会話は、「大成功」だと思ってます。

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