日本における四柱推命の始まり 中国における子平の始まり

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私もあまり詳しくありませんが、簡単に独断と偏見による四柱推命の歴史を解説してみます。ざっくりとした解説なので、細かい部分は正しくないところもあるかもしれません。

日本と中国における四柱推命の始まり

そもそも四柱推命の発祥は、日本ではなく中国です。ざっくり言えば今から700年ぐらい昔の中国で「子平(しへい)」が完成しました。子平(しへい)とは、四柱推命(しちゅうすいめい)のことです。中国では「四柱推命(しちゅうすいめい)」という呼び方をしないのです。

 

いつを子平(しへい)が完成した年とするかで個人的に迷います。ここは、私が特に素晴らしいと感じている四柱推命の原書の滴天髄(てきてんずい)を劉伯温さんが1368年頃に著したということで、「1368年が子平の始まり」と勝手に定めます(本当に勝手な独断です。史実上は正しくないです)。1368年より以前に、徐子平(じょしへい)さんとか、色々と四柱推命界のレジェンドの方はいらっしゃいますが、やはり、「滴天髄(てきてんずい)」はスゴイ本なので、私は滴天髄が世に出たとされる1368年頃とします(その頃、日本は、鎌倉幕府のあとの南北朝時代ぐらいでしょうか)。

 

その450年ぐらい後の1800年代前半に日本に伝わった四柱推命の原書(淵海子平)を、「四柱推命のことを知らない桜田虎門という日本人の方」が翻訳して、「推命書」として出しました。

 

※桜田虎門さんが、四柱推命を知らなかったのは、そりゃ当然ですよ。だって、それまで日本には四柱推命が全く存在しなかったのですから、知ってるはずがない。そんな中国から来た、わけのわからない本(淵海子平)を桜田さんが頑張って翻訳してくれたってことです(誰が、桜田さんに翻訳を命じたのでしょうね?)。しかし桜田さんの翻訳力もスゴイですが(訳せるほどに中国語が分かったってことでしょうから)、まあ所々、誤訳(間違った訳)もあったとのことです。翻訳に費やした給料などは誰か払ってくれたのでしょうか?ただ働きで、こんな面倒なことはしないでしょう。頭の良かった方には違いないです。桜田虎門さんに非は何も無いです。

 

日本と中国の「四柱推命研究の始まった時期」の差

その桜田虎門さんの「推命書」が日本での四柱推命の始まりです。かなりざっくり言えば、中国は1100年頃から研究が進んでいました。日本は1800年代前半から研究が始まったと言えるでしょう。その時点で、日本と中国の「四柱推命研究」の差は、単純に年数で比較して700年の差があったと言えます。

 

中国における四柱推命の創始および研究が、日本よりも700年前後、先を進んでたという点について、どう捉えるか?は皆さま次第です。700年って言ったら、かなりの年数です。

 

四柱推命の原書がはじめて日本に伝来した際の、個人的に残念に感じる点

思うに、最初に日本に伝わった子平の原書が、「淵海子平(えんかいしへい)」だったのが少々残念に思います。ここが、現在の日本における、四柱推命界の混迷(こんめい)の元のような気がします。最初のうちから、「滴天髄(てきてんずい)」とか、その他の、「現代でも評価の高い原書」が日本に正しく伝わっていれば・・。

※「淵海子平(えんかいしへい)」は四柱推命の専門家の間では、評価が高くありません。これは事実です。

そして欲を言えば、中国のまともな子平家が1人くらい、そのときに日本に来て、腰を下ろして、まともな四柱推命を最初からきちんと日本に広めていれば・・・と思わずにはおれません。

 

日本発祥のいろいろな四柱推命流派が誕生

日本は、日本なりに中国人の子平家の力をいっさい借りずに、「淵海子平」の訳書である「推命書」を独断で研究していったと言えるでしょう。

 

その研究が正しいかどうかをジャッジする、中国人の子平家は、当時、日本にはいませんでした。それが長い年月を経て、泰山流(たいざんりゅう)なり、安田式(やすだしき)なり、高木流(たかぎりゅう)などと言われるグループのルーツに繋がります。ただ泰山流にしろ、安田式にしろ、「良い面」は必ずあります。

 

私の知る限りでは泰山流は、昨今、窮通宝鑑(きゅうつうほうかん)という原書にある調候用神法(ちょうこうようじんほう)を結構使う印象があります(どのような経緯でそのようになったかは勉強不足で存じません)。

 

淵海子平(えんかいしへい)の四柱推命理論よりは、窮通宝鑑(きゅうつうほうかん)の四柱推命理論のほうが「ベター」だとは思います。そのベターな窮通宝鑑の理論を用いる泰山流の四柱推命が劣る、良くないなどは一切ありません。流派に優劣は無いというのが私の考えです。流派による違いは、「理論、考え方、解釈の違い」です。

 

その他、泰山流の四柱推命プロの方で、私の行う中国式の四柱推命で言う、「十干の特性」を考慮した四柱推命理論を用いる方をよく見かけます。そういう点で、泰山流の流派は、私の印象では、「進歩的」というか、「研究熱心」だと感じます。いつまでも古い四柱推命に拘らない視野の広さを感じます。話が逸れました。

 

まあ、日本の四柱推命流派の皆さまからは、この記事について、「なんだこいつは偉そうに!四柱推命と言えば泰山流だろ!」と御叱りを受ける可能性がありますが(笑)、史実の歪曲などは無いと思います。泰山流の四柱推命は素晴らしいと思います。ただ私は泰山流よりも、中国式四柱推命のほうがわかりやすくて性に合っていました。ただそれだけです。

 

四柱推命はもともと、中国で生まれたのは間違いない

とにかく、四柱推命の元祖は「中国」というのは間違いありません。私の行う四柱推命は日本がルーツではなく(桜田虎門さんが訳した淵海子平がルーツではない)、中国の滴天髄(てきてんずい)などがルーツになります。中国の子平家が創始した四柱推命になります。中国人の方が構築した四柱推命なので、私は、「中国式四柱推命」と表現してます。

 

中国式四柱推命の定義について(私個人の定義)

中国人が創始した四柱推命流派を 「中国式四柱推命」と呼んでます。例えば、中国人のワンさんが創始した流派も、チャイさんが創始した流派も、チェンさんが創始した流派も、流派自体は違うのですが、私の定義では、「中国式四柱推命」とまとめて呼びます。よって、中国式四柱推命は、「1つ」ではないというのが私の考え方です。色々な中国人の方が創始した数えきれないほどの流派を、私は全部ひっくるめて「中国式四柱推命」と呼んでます。

 

では、私が言う日本式四柱推命はどのような定義か見当が付くと思います。日本人が創始した四柱推命流派を 「日本式四柱推命」と呼んでます。泰山流も、安田式も、高木流も全て、私の中では日本式四柱推命として表現してます。まあ、日本式四柱推命の流派の方々は、「日本式四柱推命と言われること」を心外に感じるかもしれません。中には、「四柱推命は日本が始まりだぞ」なんてお考えの方もいるでしょう。

 

時々、「四柱推命のルーツはそもそも中国なのは常識なので、わざわざ中国式四柱推命なんて言って特別性を出すのはおかしい。日本の四柱推命流派も、もともとは中国の原書が始まりだから、日本の四柱推命も、結局は「中国式四柱推命」と言えるんだ」など指摘される記事をネットで見かけます。この点についてですが、その指摘こそ、ちょっと待ってくださいと言いたい。

 

「われわれ日本発祥の四柱推命流派も中国式四柱推命と言えるんだ」と主張するのであれば、「中国の様々な原書を完璧に理解していた中国人が、流派創始の主要人物」という事実が存在するか、または「中国の原書の誤訳など一切無い状態で、日本人の創始者がその原書を元に四柱推命理論を構築した」という事実が存在するか、最低限、どちらか1つに該当するものが欲しいです。

 

日本発祥の色々な四柱推命流派のどこに、「創始者は中国の誰々。1番大事にすべき書は滴天髄、または窮通宝鑑とか、その他の原書」とうたっている流派がありますか?全くどこにも、そんな四柱推命流派は無いです。全ての流派が、「日本人」を創始者と標榜して活発に活動しています。「活発に活動」ですよ。地味におとなしくではなく、私が見る限り、かなり活発な活動をされてます。中にはそれらの方々による、他の流派とのいがみ合い的なやり取りをネット上で見かけます。

 

まったくどこにも、「中国」の気配はほとんど感じられません。

 

そんな日本発祥の四柱推命流派を、「中国式四柱推命」と表現するのは実情に合わないでしょう。都合が悪い時だけ、「うちも中国式四柱推命だよ」なんて誤魔化さないで欲しいです。そもそも、日本の四柱推命流派の概念や見方や解釈と、私が行っている中国式四柱推命流派の概念や見方や解釈は結構な違いがあります。私ははっきりと、「中国式四柱推命と、日本式四柱推命は違うんだよ」ということを、今後も広めていきたいです。どちらが良いか良くないかを広めたいわけではありません。

 

ネット上にて、「こんな四柱推命は偽物だ。我こそが本物の(正当な)四柱推命流派だ」みたいな主張をする方を、ときどき見かけます。

 

他の流派の方が、「我こそは本物の四柱推命流派だ」と言うのは別にいい(構わない)と思ってます。どうぞどうぞという気持ちです。

 

ただ、「何を基準に、何の根拠を元に、ご自身の四柱推命流派が本物なのか、よその四柱推命流派が偽物なのか?」についてはきちんとした、史実に基づく説明をしていただきたいと個人的に思います。根拠を示さず、あれこれ他流派の批判に終始する意見など何の価値もありません。

 

※史実に基づいた説明をきちんと行った上で、「我が流派こそ本物だ」と主張される方は・・・ほとんど見かけないです。

 

ちなみに私は、どこの四柱推命が本物、どこが偽物など興味は一切ありません。私がやってる中国式四柱推命の流派が本物だとも思っていませんし、偽物だとも思いません(そんなことを考える興味が無い)。私は、「この流派の四柱推命はよく当たるし面白いな!」と感じて、中国式の四柱推命を好き好んで、勝手に勉強しているだけです。受講者さまに「強制」したことも一度もありません。言い方は悪いかもしれませんが、私が書いてるブログや弊社ウェブをご覧になって、受講者さまが勝手に一方的に興味を持たれただけです。

 

四柱推命の神様が、「この流派が本物です。他の四柱推命流派は偽物です」と言ったのなら、その神様の言葉を信じます。しかし、「四柱推命の神様って誰よ?」ってなってしまいます。四柱推命の神様・・・・私的には、一応は(正しくはないと思いますが)、「劉伯温」さんだと勝手に思ってます(正しくないと言うのは、劉伯温さんよりも以前に、四柱推命を創始したと言われる歴史に名を残す人はいるので)。

 

ただ、現時点において、四柱推命の歴史上、最も優れた四柱推命書とよく言われるのは、「滴天髄(てきてんずい)」なので、その書を著した人ということで「劉伯温」さんを「四柱推命の神様」と表現するのは誇張でもないと勝手に思ってます。

 

私個人の考えですが、「四柱推命の神様と称されてもおかしくない人間は、日本人ではない」と思います。しかし、これを言ってしまうと、日本人が開祖の四柱推命流派の関係者で反発される方がいらっしゃるかもしれません。しかし、四柱推命は日本人が編み出したものではないのは事実です。四柱推命の歴史上、名著と言われる書のほとんどが中国の書です。ただ、「四柱推命」という用語を作り出したのは日本人です。中国などでは「四柱推命」と呼ばず、「子平、命理、三命、八字」などと呼びます。

 

「何でお前は日本人なのに、そんなに中国を応援するんだ」と思う方もいるかもしれませんが(笑)、応援でも何でもなく、「事実」を言ってるだけです。四柱推命上、最も優れていると言われる書は、四柱推命関係者の中では「滴天髄」。その滴天髄を著したのは「劉伯温」さん。劉伯温さんは日本人ではありません。私は勝手ながら、四柱推命の神様は、「劉伯温さん」と思っています。まあ、1人の四柱推命人間の戯言と捉えてください。

 

※いや、四柱推命の神様は、劉伯温じゃなくて、徐子平だと考える方もいるかもしれません。色々な意見があっていいと思います。また、「いや、四柱推命の神様は日本のA先生だ」と考える方もいるでしょう(それに対して、私は腹は立ちません)。色々な意見があっても良いじゃないですか。例えるならば居酒屋で飲みながら、四柱推命談義に花を咲かせている状態です。

 

そこを「いや、こうだ!この考えが絶対で、他は間違いだ!」と強硬に主張すると、要らぬ争いになりかねません。私は自身の考えを、他者に強制はしません。

 

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