お子様のご相談について(親御様から)、親御様の望むようなアドバイスは十中八九できません

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「お子様のことが気になる(勉強、進路、生活態度など)」などのご相談を、親御様から受けることがあります。

 

「成績が芳しくない、友達付き合いが上手くいかない、落ち着きが無い、不登校になった、遊んでばかりで志望校に行けるか分からない」などなどです。その他、親子関係が良くない、子どもの気持ちが分からないなど。色々なお悩み、ご不安を持たれています。

 

私は、それらのご相談に対して、「アドバイスをしたい」とは思ってます。ただ何と言いますか、たまに見かけるのは、「子どもは(息子は、娘は)こうあるべきだ、こうでないと、将来こうなってしまう。なぜわが子はこうなんだ?なんで?どうして。何がいけないのだろう」という考えが非常に強い親御様です。「ご自身の知識、経験の範囲だけで、お子様の問題に答えを見出そうとしている」点が気になります。

 

親としてのお子様への教育、躾の方針があるのかもしれませんが、そういうものが確固としてあるのでしたら、わざわざ弊社の、偏屈で気難しい私に相談せず、ご自身のポリシー、お考えでお子様を育てればいいです。それで上手くいかなくて悩んでいて、よそ様に相談したいなら、「気持ちをフラットにして、どんな意見でも受け止める、耳の痛いことも聞く」という真摯で素直な態度が少しくらいあってもいいのでは?と思いますが、そんな様子があまり見られない、私からすると、「頑迷で、聞く耳を持たない親(自身では気付いていない)」が少なくありません。

 

私は基本的には、「お子様の味方」です。お子様の肩を持ちます。問題行動をするお子さんがいたとしたら、基本的には、お子さんの問題行動を、「問題視」することはせず、その問題行動の「背景」を探ります。何か理由があるはずだ!という考えで対処します。四柱推命を駆使して探りますし、現実面も考慮して探ります。問題行動の原因は何か?を探ります。「問題行動をとがめても、しょうがない」と思うからです。

 

頭がカチコチな親御様からのご相談については「面倒」なので、基本的にはお断りさせていただいてます(他者からのアドバイス、助言、お子様の現実を受け入れる余裕と余地は無いと思うからです)。人の意見を素直に聞く覚悟と素直さが無い方に、なんで私が必死こいて四柱推命判断してアドバイスしないといけないのでしょうか。

 

私の本音、願望をお話しますと、まずはお子様の現実を受け入れて、冷静にお子様と向き合って欲しいです。穏やかに、お子様と何時間も話して欲しいです。お子様の問題行動に目を背けないで欲しいです。現実を見て欲しいです。お子様にガミガミ言い過ぎてないか、小言ばかり言ってないか、「こうしないと、将来こうなるよ(だから、こうしなさい、こうすべきよ)」みたいなことばかり考えたり、お子様に言ってないか、お子様のことよりも前に、親のアナタが自身を省みて欲しいです。「子どもは親の言う事を聞くものだ」と本気で思い込んでる方も結構いるようです。アホか?と思います。そんな考えだから、子どもが反発するんだ!

 

まずは、お子様を信用、信頼して欲しいです。お子様の良い点を見つけたら、「すごいな~」と声に出して伝えて欲しいです。色々な子育て方法がありますが、1番分かりやすく、どんなお子さんにも合いやすいのは、「褒めること」だと思います。褒められて嫌な気分になるお子さんはあまりいません。

 

私は娘に対して「すごい!天才だ!」とよく言います(笑)。妻は「天才だ!」とは全く言いません(他の言葉では褒めますが)。私は娘に遠慮なく、「天才だ!」と言います。娘は嫌な表情はせず、どことなく嬉しそうな顔をします(天才の意味が何となくはわかっているようです)。

 

娘が本当の天才かどうかは分かりませんが、「すごい!偉いね~、天才だ!」と毎日、連発しています。決してお世辞で言ってるのではなく、「本心」で言っています。そのくらい、娘の行動が、私の想定を超えてきている昨今です。親バカでもいいと思ってます。

 

私自身、学校の勉強は「バカ」と言っていいくらいできませんでしたが、「四柱推命」で食べていけるくらいの、「四柱推命バカ」にはなれました。子育ては、親自身がバカになって、わが子をその気にさせるくらいの意識でいいんじゃないでしょうか。親が子に対して偉そうに構えて、あ~しろ、こ~しろ、何でそんなこともできないの?と上から言ってるのはあまり感心しません。

 

学校の勉強ができない「学校のバカ」でも、人生何とかやっていけます。何か1つの専門分野で誰にも負けないくらいの「バカ」になれば食べていけます。私は娘に、「何か1つの分野でいいので誰にも負けないくらいのバカになって欲しい」と思ってます。「学校の科目が何でもオールマイティに、そこそこ、こなせる、先生の言う事をよく聞くお利口さんは将来、お金にならない(自力で稼げない)」という考えで娘を育てています。

 

私は高校時代、出来の悪い、先生に反発してばかりの、どうしようもない生徒でした。高1の一学期、髪をオキシドール(笑)で脱色したところ(ほんの少しのつもり)、色が抜けすぎて先生にすぐばれて、髪を黒く染めなおしたことがあります。学生服(学ラン)の丈を少し短くしようとしたら、短くなりすぎて、ビーパップハイスクールの短ランみたいになってしまい、すぐに先生にばれて怒られました。

 

頻繁に髪をツンツン立てて登校してたら(ハードムース使用)、先生に問題視されました(一応、進学校でした)。数学の授業中、教科書を机に出さず、机の下でバンドスコア(TAB譜)を見ていたら、「お前、何やっているんだ!」とものすごく怒られました(当たり前ですが)。

 

掃除時間に真面目に掃除せず少し遊んでいたら、体育教師に思いっきりぶん殴られました(私が悪いのですが、今なら、その体育教師を暴力で訴えてもいいくらいです)。教科書は家に持って帰った覚えはありません(卒業時は持って帰りました)。毎年、留年しかけましたが、どうにか3年で卒業しました。とにかく成績は悪かったです。学年で200人ぐらいいたと思いますが、後ろから20番目に入ってました。以上は別に自慢しているわけではありません。

 

こんな出来の悪い、成績下のほうの協調性の無い人間でも、社会に出て、何とか人並みに食べていける方法はいくらでもあるということを言いたいです。先日、東大進学を目指していた若者が、成績が伸び悩んで自暴自棄になり、人を刺したという事件がありましたが、事件の背景は色々あるにせよ、1つだけ言えるのは「視野が狭い」のが関係していると感じます。

 

成績が上がらず「恥ずかしい、志望校に入れない」など取るに足らない、小さいこと、「人生は色々な生き方があり、道がある」と教える人間が、周囲に誰もいなかったのが良くないです。私の高校時代の成績は、それはそれは酷かったですし、番数も周囲に知られたりしましたが、「成績が低くて恥ずかしい」と思ったことは1度もありません(笑)。「学校の成績だけで人生は決まらない」という考えだけは高校時代から強く持っていました(今、それを実践している最中です)。

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