正財、傷官があると、うつ病になりやすいって?

2018年10月18日四柱推命 通変星

とあるサイトで、「正財、傷官があるとうつ病になりやすい」などと見かけました。最初に断っておきます。私は四柱推命を行う人物の批判や、流派についての批判などはしたくないです。しかし、あまりに不十分な四柱推命情報を安易にネット上に出している人物に対しては、「一般の方がそれを信じて、いたずらに不安を募らせるのは問題」という認識です。どの四柱推命流派が正しい、正しくないは無いと思っていますが、「正財、傷官があると鬱になりやすい」という考え方は、あまりに浅い。私の許容範囲を超えます。いかがなものかと思います。

 

ネット上には色々な四柱推命情報が溢れてますが、大半は不十分な浅い論です(あまり当たらない四柱推命理論)。しかし・・・、一般の四柱推命を知らない方は、わりと容易に信じてしまうのです。そして、本当の四柱推命理論(よく当たる精度ある理論)ほど、ややこしいため、一般の方は敬遠してしまう。シンプルでキャッチーな、センセーショナルな論ほど受けやすいということです。

 

よって、そのような、「不十分と言わざるを得ない、ネット上の四柱推命記事」については、私も見解を出します。「この人は、まだ勉強の途中なのだろう」という風に思いつつ。

 

正財、傷官が命式にあると、うつ病になりやすいに対する私の見解

「正財、傷官が命式にあると、うつ病になりやすい」という考え方(解釈)は100%完全に間違いではないです。正財(せいざい)が命式内に(天干に)あって、うつ病になりやすい方はいますし、傷官(しょうかん)が天干にあって、うつ病になりやすい方もいます。しかし、正財(せいざい)や傷官(しょうかん)が天干にあっても、「うつ病になりにくい方(うつ病になりにくい方)」も多くいます。

 

「正財、傷官が命式にあると、うつ病になりやすい」は不十分な理論である

「正財、傷官が命式にあるとうつ病になりやすい」という考えは不十分です。100人中、50人ぐらいは当てはまり、50人ぐらいは当てはまりません。半分は当たり、半分は外れるでは、私の仕事では使えません。よって、上記の四柱推命の考え方は、私の中では使えない理論です。そのような使えない理論を、ゴリ押しするような人物を、皆さんはどう判断されるかです(どう判断されるのもご自由だと思います)。

 

正財、傷官が命式(天干)にあっても、「うつ病になりにくい人」、「うつ病になりやすい人」の見極め方

正財(せいざい)、傷官(しょうかん)が命式にあって、うつ病になる、うつ病にならないを、どういう風に見極めればいいか?そこまで、四柱推命理論できちんと分かるのか?ですが、私は分かります。私が分かるというか、私の行う中国式の四柱推命では理論的に説明(判断)できます。

 

私の見解を述べます。まず大事な考え方は、「通変星の名前自体に意味を持たせてはいけない(持たせないほうがいい)」ということです。そして、その通変星が、「日干を弱めるのか、日干を強めるのか」を把握すること(これは簡単に把握できます)。そして、身強の内格(みきょうのないかく)なのか、身弱の内格(みじゃくのないかく)なのか、従格(じゅうかく)に該当するのか、従格(じゅうかく)なら身強の従格(みきょうのじゅうかく)か、身弱の従格(みじゃくのじゅうかく)かを見極めること。

 

そして最後に、正財(せいざい)、傷官(しょうかん)がどの程度の強さがあるか、どのような作用を他の天干に与えているか?を判断すること。そのあたりまできちんと判断すれば、命式内に正財、傷官があってうつ病になりやすいか、なりにくいか?が、かなりの精度で分かります。そして、大運(たいうん)、年運(ねんうん)を加えて判断すれば、何年にうつ病になりやすいかが分かります。

 

正財、傷官が命式にあるから、「うつ病になる」と断言はできません。

大雑把に言いますと、正財(せいざい)、傷官(しょうかん)が命式内で良い作用をしていればうつ病になりにくいと言えます(絶対にならないとは言えませんが)。そして、正財(せいざい)、傷官(しょうかん)が良くない作用をしているとうつ病になりやすいと言えます。さらにきちんと判断するには、その命式が身強(みきょう)なのか、身弱(みじゃく)なのかを判断する必要があります。

 

要するに、もう何年も前から、弊社(M&L コンサルティング株式会社)のウェブで言ってることですが、「通変星(つうへんせい)を喜神(きしん)なのか、忌神(いまがみ)なのか」と見極めれば良いということです。

 

※疑問なのですが、正財(せいざい)、傷官(しょうかん)とも日干(にっかん)を弱める通変星の点から、「正財(せいざい)、傷官(しょうかん)があると、うつ病になりやすい」という論が出ていると思うのですが、なんで、「正官(せいかん)、偏官(へんかん)」の官星(かんせい)がここに入ってないのだろう?と思います。

 

「正財、傷官、正官(偏官)があるとうつ病になりやすい」とも言えるのです(正財、傷官が入るなら、官星も入っておかしくないと思うのです)。まあ、あまり細かいことは考えていない論なのでしょう。

 

四柱推命で心の病気について判断できます。心の病気になりやすい人。心の病気に注意の時期

相手の意見にあれこれ一方的に言うのはフェアではないので、私の見解(中国式の四柱推命での見解)を少し出します。大雑把ですが、一例を挙げると、身弱の内格(みじゃくのないかく)で、忌神(いまがみ)が強まる時期は心の病気に注意と言えます(その他の格局でも、命式の状態が良くない時は心の病気に注意が要ります)。ただ、身弱の内格の程度にもよるので(どの程度の日干の強さで、どの程度、忌神が強いか)、全ての身弱の内格の方が、心の病気に罹りやすいわけではありません。

 

また、命式だけで見れば日干が弱い状態であっても、大運の流れが良ければ、比較的に平穏に過ごせるものです。ただし、そのような命式、大運(たいうん)の方でも、忌神(いまがみ)が強まって、日干が弱くなる年は心の病に注意が要ります。

 

●春月で忌神の金が強い命式は心の病に注意が要ります。滴天髄にある、「春は金を容れず」というやつです。あとは忌神の木が強い命式も注意が要ります(五行の木は、体の部位で自律神経の意味があります。自律神経が不安定になりやすい)。その他、忌神の金が強い命式も注意が要ります(忌神の金が喜神の木を剋す)。その他、日干が陰干(いんかん)の身弱の内格で、忌神官星が強い方は特に注意です。

 

上記のような理論を普段より用いてます(実践の際はもっと細かく見ます)。どうでしょうか。「正財、傷官があるとうつ病になりやすい」という論と比較して、私の用いている四柱推命理論は。あとは皆さまがご判断ください。

 

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■■この記事を書いた人■■
武田将和(たけだまさかず)
M&L コンサルティング株式会社

代表取締役

1976年生まれ   42歳

四柱推命歴20年。他の運命学には目もくれず、ひたすら中国式の四柱推命だけを研究中。2009年に個人事業主として、「M&L コンサルティング」を創業する。2013年に法人成り(M&L コンサルティング株式会社)。2019年で創業11年目を迎える。