喜神 忌神とは

2018年12月12日

四柱推命でよく出てくる用語の、「喜神、忌神」について説明します。読み方は色々とありますが、私は喜神を、「きしん」と言ってます。忌神を「いまがみ」と言ってます(いむかみと呼ぶ方もいるでしょう)。

 

喜神・忌神は通変星で決まるのではありません。命式により決まります

この喜神、忌神ですが、「通変星のこれこれは喜神で、これこれは忌神」と最初から決まっていません。例えば正官(せいかん)という通変ですが、人によっては喜神になることもあるし、忌神になることもあります。「正官は良い星だから喜神になる」と最初から決まっているのではありません。劫財(ごうざい)でもそうです。劫財だから良くないので忌神になるというわけではありません。劫財が喜神(良い星)になる命式の方もいますし、劫財が忌神(良くない星)になる命式の方もいます。

 

喜神・忌神は人により違います。傷官が忌神の人もいれば喜神の人もいます

傷官(しょうかん)もそうです。傷官だから配偶者の通変(官星)を剋すので、女性にとっては忌神になるとか、そんな時代錯誤な判断で決めつけるのではなく、傷官が喜神(良い星)になる女性もいれば忌神(良くない星)になる女性もいます。偏印(へんいん)もそうです。偏印がすごく良い喜神になる人もいるし、忌神になる人もいます。

 

正財だから喜神ではなく、正財が喜神になる人もいれば忌神になる人もいるということです。例えば、命式内で正財が喜神で強いなら、大雑把に言えば、お金運は良いと言ってよく(干関係や大運・年運の喜、忌による影響は置いといて)、正財が喜神で弱いなら、あまりお金運は良いとは言えません。正財が忌神で弱いならお金縁は良く、忌神で強いならお金縁は良くないです。

 

以上のように、通変星に対して、「喜神、忌神、強い、弱い」の判断を行う四柱推命が、現在のスタンダードな四柱推命と言えるでしょう。何度も言いますが、喜神、忌神については、「この通変星は喜神で、この通変星は忌神」と最初から決まっているのではありません。その方の命式から喜神・忌神を判断します。命式が変われば喜神・忌神も変わります。偏印がたくさんあっても喜神になれば問題ないですし、正財や正官ばかりでそれら全てが喜神になる命式もあれば、正財や正官ばかりの命式でそれら全てが忌神になる、とんでもない命式もあるということです。

 

喜神・忌神の強さは人それぞれ。命式に良い、悪いは歴然とあります

命式に良い、悪いは無いというのは「大ウソ」なので、皆さん、十分にご注意ください。ただ、核心的な真実は知りたくない(本当のことであっても悪いことは聞きたくない)というお客様も世の中にいると思います。そのような、「四柱推命で現実を知りたくない方」には、「お茶を濁す、喜神、忌神を出さない四柱推命や、三柱推命(生まれた時間を考慮しない四柱推命もどき)」を選ぶのは良いのではないでしょうか。お客様にも、どんな四柱推命がいいかを選ぶ権利はあります。

 

喜神・忌神を出す四柱推命が合いそうな人

本当のことをズバリ知りたいなら(良いことも良くないことも。何年が良いか良くないか、命式の良しあし、人生の良しあし、発展しそうか、貧乏しそうか、健康で苦労しそうか、恋愛や結婚で苦労しそうかなど)、中国式の四柱推命は合うと思います。通変星や十二運などを絡めて、性格や適職や価値観や行動パターン、思考パターン、恋愛傾向などなどパーソナルな事柄に特化して細かく雑多に知りたいなら、三柱推命や、昔ながらの日本式の四柱推命は良いかもしれません(ただし、喜神・忌神を出さない限り吉凶がはっきり分かりません。よって、何事においても良いのか悪いのかが曖昧な鑑定結果が出るかもしれません)。

 

出生時刻が分からない場合、正しい喜神・忌神が出せない可能性が高いです

出生時刻を考慮しない三柱推命の場合、正しい喜神・忌神が出ない恐れが高いので、未来予測の精度(何年が良いか良くないか)はあまり期待しないほうがいいでしょう。たとえば、三柱推命で、法人経営者に良い時期、良くない時期をアドバイスするとか、新規事業についてアドバイスするなどは、私からすると、「危険極まりない」です。

 

※流派、人物によっては、「出生時刻不明で占えないようなプロはダメだ」などと主張するところもあるかもしれません。色々な四柱推命があり、色々な四柱推命理論が存在するのが「四柱推命の世界」であり、どれが正しい、正しくないは無いと思います。しかし、自説を「正しい」と、ことさらに主張する人間も少なからずいます。

 

私の行う中国式の四柱推命では、「生まれた時刻」を必ず考慮します。その上で、格局、喜神・忌神を出してから、あれこれ判断するやり方が、私の個人的な所感としては、「未来予測の精度がある」と普段の実践で感じています。出生時刻が分からない場合、正しい喜神・忌神が出せない恐れがあるのです(喜神・忌神を出さないで占う四柱推命をされてる方なら、さほど出生時刻の重要性は感じていないかもしれませんが)。

 

私が行う四柱推命は、「何年が良い良くない、何年にどんな出来事が起こりそうか、何年に健康面に注意か」などを主に判断する(それらの判断を元にして、様々なアドバイスを行う)、「未来予測」の四柱推命です。性格、能力がどうだ、家柄はどうだ、祖先はどうだ、あまり〇〇は好きではない、〇〇を好む傾向があるなどなど、パーソナルな私的な事柄は、極論を言えば、「占う必要は無い」とさえ思ってます(依頼があればできるかぎり四柱推命で判断しますし、お伝えしたほうが良いケースではお伝えします)。

 

いつが良い、良くないをはっきり精度高く知りたいのか、それとも、「命式」から分かり得る、自分自身の事柄を、知れるだけ知りたいのかなど、お客様が四柱推命に望む事柄は違います。また、占う側の人間も、それぞれ行う四柱推命の流派、見方、理論、概念が違います。ある四柱推命占い師は、「命式から読み取れるもの(出生時刻不明なら、出生時刻の命式から読み取れるもの)」をできるかぎり、読みつくす(出しつくす)ことに楽しさや、価値観を見出すタイプかもしれません。ある四柱推命占い師は、出生時刻を必ず考慮して、「格局・喜神・忌神」が正確に出た上で、あれこれ未来予測や、解釈をすることに価値観を見出すタイプかもしれません。

 

出生時刻を推測することもできないことは無いですが、これを行うのには少々時間が掛かります(時間を掛けるだけならいいのですが、命式によっては頭もかなり使います)。以前は出生時刻不明の方について、数千円の割り増し料金をいただいて、出生時刻の推測を行った上での鑑定をやってましたが、正直、数千円の割増料金では割に合わない調査時間を掛けていました。また、どう考えても、出生時刻推測が分からず四柱推命鑑定ができない場合、出生時刻の推測にかけた労力費用をいただくのも何だか申し訳ないので(鑑定はできなくても、費やした労力代として、数千円をいただいていました)、出生時刻の推測を弊社の業務から外した経緯があります。

 

喜神、忌神を正確に出すというのは、「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」の10個の干それぞれが、良い作用をするのか、良くない作用をするのかを判断するということです。また、十二支(亥、子、丑、寅、卯、辰、巳、午・・・・)それぞれについても、喜神なのか、忌神なのかを判断するということです。よって、十干で10個、十二支で12個で、合計で22個の十干・十二支について喜神なのか、忌神なのかを判断します。私はこの判断(22個の喜神・忌神の判断)をお客様に対して、毎回必ず行います。弊社の四柱推命通信講座を受けてプロになった方も皆さん、そのような四柱推命を行ってます。これが中国式の四柱推命での基本の判断です。

 

22個の喜神・忌神の判断をするためには、格局(かっきょく)を判断する必要があります。この格局を出さないままに、喜神・忌神を出すことはできないというか、格局が定まらないことには喜神・忌神は正確に出ません。生まれた時刻を考慮せずに格局を出すなど危なっかしいです。

 

格局と喜神・忌神はセットと言えます。格局が出れば喜神・忌神を出すのはそう難しくありません。「格局はよくわからないが、喜神・忌神は出た」ということはあり得ません。

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■■この記事を書いた人■■
武田将和(たけだまさかず)
M&L コンサルティング株式会社

代表取締役

1976年生まれ   42歳

四柱推命歴20年。他の運命学には目もくれず、ひたすら中国式の四柱推命だけを研究中。2009年に個人事業主として、「M&L コンサルティング」を創業する。2013年に法人成り(M&L コンサルティング株式会社)。2019年で創業11年目を迎える。