喜神 忌神とは

2018年12月12日喜神・忌神

四柱推命でよく出てくる用語の、「喜神、忌神」について説明します。読み方は色々とありますが、私は喜神を、「きしん」と言ってます(きじんと言う方もいると思います)。忌神を「いまがみ」と言ってます(いむかみと呼ぶ方もいるでしょう)。呼び方は色々でして、1つに統一されているわけではありません。

 

喜神(きしん)と、忌神(いまがいみ)とは何?意味は?どんな影響があるの?

喜神(きしん)、忌神(いまがみ)とは「四柱推命で出てくる専門用語」です。ルーツが中国や台湾などの四柱推命で「喜神(きしん)、忌神(いまがみ)」を扱うことが多いです。ちなみに私の行う四柱推命でも、「喜神(きしん)、忌神(いまがみ)」は扱います。

 

その他、四柱推命の原書(げんしょ)の滴天髄(てきてんずい)や、窮通宝鑑(きゅうつほうかん)などに基づいた四柱推命をされている方も、喜神、忌神を扱うと思います(日本で発展した流派の泰山流でも、調候用神法を駆使するところでは扱うのではないかと思います)。逆に「天中殺、空亡、十二運、神殺星」をよく使う、いわゆる簡易な四柱推命や、生まれた時刻を考慮しない「三柱推命(さんちゅうすいめい)」を四柱推命と吹聴しているグループでは、喜神、忌神はあまり出てこないように思います(ほとんどと言っていいくらい出てこない)。

 

この喜神(きしん)、忌神(いまがみ)とは何?かと言うと、簡単に言えば、「良い運気が喜神(きしん)」、「良くない運気が忌神(いまがみ)」ということです。喜神(きしん)が巡ったというのは、「良い運気が巡った」と言い換えて差し支えないでしょう。忌神(いまがみ)が巡ったというのは、「良くない運気が巡った」ということです。

 

四柱推命では五行(ごぎょう)という理論を扱います。木(き)、火(ひ)、土(つち)、金(きん)、水(みず)、以上5つが五行(ごぎょう)です。この5つの五行それぞれについて、喜神なのか(良い五行なのか)、忌神なのか(良くない五行なのか)と見極めをすることが、四柱推命鑑定を行う上で非常に大事です。この見極めをしないことには、「四柱推命鑑定は何もできない、進まない」と言っても過言ではありません。

 

でも、何でそんなに、喜神、忌神を見極めないといけないのか?と思いませんか?そんなに喜神、忌神は重要なのか?と。

 

う~ん、見極めないといけないという「強制的なもの」は何もありません。ただただ、「どの五行が良くて(喜神で)、どの五行が良くないのか(忌神か)」を正確に見極めれば、俗な言い方ですが、四柱推命がよく当たるのです。「四柱推命がよく当たること」はプロにとっては大事なことであり、生活が潤うことに繋がる喜ばしいことです。五行の良し悪し(喜神、忌神)を見極めれば四柱推命がよく当たるなら、喜神、忌神を見極めることにこだわる(注力する)のは「プロなら当然」と言えます。

 

五行の良し悪しを正確に見極めることで、「四柱推命の精度が高くなる」と私は日々、感じてます。例えば、五行の「木、火」が喜神で、「土、金、水」が忌神と判断された人がいたとします。この喜神、忌神の判断が間違いないとすれば、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)が巡る年は比較的に精神面は安定傾向で、仕事も捗りやすく、ストレスもどちらかと言えば少なく、喜神(きしん)の文字通り、喜ばしいことが起こりやすい傾向です(結婚、出産、昇進、昇給、発展、収入増加など)。

 

反対に忌神(いまがみ)の戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)が巡る年は、忌まわしいことが起こりやすい傾向となります(対人関係のトラブル、不意の事故、不注意によるケガ、離婚、降格、収入低下、失職、仕事でのトラブル、収入低下、伸び悩み、体調悪化、病気など)。

※初学者の方にも分かりやすいように、かなり端折って、かんたんに説明していますが、考え方としては大まかにはこんな感じです。喜神が良くて、忌神が良くないということです。

 

喜神・忌神は通変星で決まるのではありません。命式により決まります

この喜神、忌神ですが、「通変星のこれこれは喜神で、これこれは忌神」と最初から決まっていません。例えば正官(せいかん)という通変星ですが、人によっては喜神になることもあるし、忌神になることもあります。「正官は良い星だから喜神になる」と最初から決まっているのではありません。劫財(ごうざい)もそうです。劫財だから良くないので忌神になるというわけではありません。劫財が喜神(良い星)になる命式の方もいますし、劫財が忌神(良くない星)になる命式の方もいます。

 

※世の中には、「喜神、忌神は気にしなくていい」などと戯言(たわごと)を言う四柱推命プロがいるようです。喜神、忌神を気にしない(出さない、出せない)四柱推命は、「本来の精度ある四柱推命」ではありません。一般の皆さまは十分にご注意ください。おそらく、「喜神、忌神を正確に出せないプロ」が、自身の四柱推命技術の不足を覆い隠すために、「喜神、忌神は気にしなくていい」など寝ぼけたことを言ってるのでしょう。

 

また、「喜神は正財、正官、印授で・・・忌神は劫財、傷官、偏印で・・・」などと書いてる記事を、万が一、見かけたら絶対に信じてはいけません(理論的に大間違いです)。日本で発展した四柱推命において、「正財、正官、印授は吉星で、劫財、傷官、偏印は凶星」という誤った考え方をする流派が存在するのですが、その考え方と、「中国式の四柱推命による喜神、忌神」を混同しているプロもいるようです。

 

喜神・忌神は人により違います。傷官(しょうかん)が忌神の人もいれば喜神の人もいます

傷官(しょうかん)もそうです。「傷官は、男性にとっての配偶者の通変星である官星を剋すので、女性にとって忌神になる」とか、そんな時代錯誤な判断で決めつけるのではありません。傷官が喜神(良い星)になる女性もいれば忌神(良くない星)になる女性もいます。偏印(へんいん)もそうです。偏印がすごく良い喜神になる人もいるし、忌神になる人もいます。

 

正財だから喜神ではなく、正財が喜神になる人もいれば忌神になる人もいるということです。例えば、命式内で正財が喜神で強いなら、大雑把に言えば、お金運は良いと言ってよいです(干関係や大運・年運の喜、忌による影響は置いといて)。正財が喜神で弱いなら、あまりお金運は良いとは言えません。正財が忌神で弱いならお金縁は良く、忌神で強いならお金縁は良くないです。

 

以上のように、通変星に対して、「喜神、忌神、強い、弱い」の判断を行う四柱推命が、現在のスタンダードな四柱推命と言えるでしょう。何度も言いますが、喜神、忌神については、「この通変星は喜神で、この通変星は忌神」と最初から決まっているのではありません。その方の命式から喜神・忌神を判断します。命式が変われば喜神・忌神も変わります。偏印がたくさんあっても喜神になれば問題ないですし、正財や正官ばかりでそれら全てが喜神になる命式もあれば、正財や正官ばかりの命式でそれら全てが忌神になる、とんでもない命式もあるということです。

 

喜神・忌神の強さは人それぞれ。命式に良い、悪いは歴然とあります

命式に良い、悪いは無いというのは「大ウソ」なので、皆さん、十分にご注意ください。ただ、核心的な真実は知りたくない(本当のことであっても悪いことは聞きたくない)というお客様も世の中にいると思います。そのような、「四柱推命で現実を知りたくない方」には、「お茶を濁す、喜神、忌神を出さない四柱推命や、三柱推命(生まれた時間を考慮しない四柱推命もどき)」を選ぶのは良いのではないでしょうか。お客様にも、どんな四柱推命で自身を占ってもらうかを選ぶ権利はあります。

 

喜神・忌神を出す四柱推命が合いそうな人

本当のことをズバリ知りたいなら(良いことも良くないことも。何年が良いか良くないか、命式の良しあし、発展しそうか、貧乏しそうか、健康で苦労しそうか、恋愛や結婚で苦労しそうかなど)、中国式の四柱推命は合うと思います。通変星(つうへんせい)や十二運(じゅうにうん)などを絡めて、性格や適職や価値観や行動パターン、思考パターン、恋愛傾向などなどパーソナルな事柄に特化して細かく雑多に知りたいなら、三柱推命や、昔ながらの日本式の四柱推命は良いかもしれません。ただし、そのような四柱推命では、喜神・忌神が出ないので(出さない)、吉凶がはっきり分かりません。よって、何事においても良いのか悪いのかが曖昧な鑑定結果が出るでしょう。

 

出生時刻が分からない場合、正しい喜神・忌神が出せない可能性が高いです

出生時刻を考慮しない三柱推命(さんちゅうすいめい)の場合、正しい喜神・忌神が出ない恐れが高いいため、未来予測の精度(何年が良いか良くないか)はあまり期待できません。たとえば、三柱推命で、法人経営者に良い時期、良くない時期をアドバイスするとか、新規事業についてアドバイスするなどは、私からすると、「危険極まりない」です。

 

※流派、人物によっては、「出生時刻不明で占えないようなプロはダメだ」などと主張するところもあるかもしれません。色々な四柱推命があり、色々な四柱推命理論が存在するのが「四柱推命の世界」であり、どれが正しい、正しくないは無いと思います。しかし、自説を「正しい」と、ことさらに主張する人間も少なからずいます。

 

中国式の四柱推命では、出生時刻不明では占えません

私の行う中国式の四柱推命では、「生まれた時刻」を必ず考慮します。その上で、格局(かっきょく)、喜神(きしん)・忌神(いまがみ)を出してから、あれこれ判断するやり方が、私の個人的な所感としては、「未来予測の精度がある」と感じています。出生時刻が分からない場合、正しい喜神・忌神が出せない恐れがあるのです。

 

※喜神・忌神を出さないで占う四柱推命(三柱推命など)をされてる方なら、さほど出生時刻の重要性は感じていないかもしれません。

 

喜神、忌神を正確に出すことで、未来予測や(何年が良い、良くない)、性格、健康面などの良い点、良くない点の判断が可能になります

私が行う四柱推命は、喜神、忌神を元にして、「何年が良い、良くない、何年にどんな出来事が起こりそうか、何年に健康面に注意か」などを主に判断する(それらの判断を元にして、様々なアドバイスを行う)、「未来予測」の四柱推命です。性格、能力がどうだ、家柄はどうだ、祖先はどうだ、あまり〇〇は好きではない、〇〇を好む傾向があるなどなど、パーソナルな私的な事柄は、極論を言えば、「占う必要は無い」とさえ思ってます(依頼があればできるかぎり四柱推命で判断しますし、お伝えしたほうが良いケースではお伝えします)。

 

いつが良い、良くないをはっきり精度高く知りたいのか、それとも、「命式」から分かり得る、自分自身の事柄を、知れるだけ知りたいのかなど、お客様が四柱推命に望む事柄は違います。また、占う側の人間も、それぞれ行う四柱推命の流派、見方、理論、概念が違います。ある四柱推命占い師は、「命式から読み取れるもの(出生時刻不明なら、出生時刻不明の命式から読み取れるもの)」をできるかぎり、読みつくす(出しつくす)ことに楽しさや、価値観を見出すタイプかもしれません。ある四柱推命占い師は、出生時刻を必ず考慮して、「格局・喜神・忌神」が正確に出た上で、あれこれ未来予測や、解釈をすることに価値観を見出すタイプかもしれません。

 

出生時刻を推測することもできないことは無いですが、これを行うのには少々時間が掛かります(時間を掛けるだけならいいのですが、命式によっては頭もかなり使います)。以前は出生時刻不明の方について、数千円の割り増し料金をいただいて、出生時刻の推測を行った上での鑑定をやってましたが、正直、数千円の割増料金では割に合わない調査時間を掛けていました。また、どう考えても、出生時刻の推測ができず、四柱推命鑑定ができない場合、出生時刻の推測にかけた労力費用をいただくのも何だか申し訳ないので(鑑定はできなくても、費やした労力代として、数千円をいただいていました)、出生時刻の推測を弊社の業務から外した経緯があります。

 

喜神、忌神を正確に出すとは、どういうことか?

喜神、忌神を正確に出すというのは、「甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)」の10個の干それぞれが、良い作用をするのか、良くない作用をするのかを判断するということです。また、十二支(亥、子、丑、寅、卯、辰、巳、午・・・・)それぞれについても、喜神なのか、忌神なのかを判断するということです。よって、十干で10個、十二支で12個で、合計で22個の十干・十二支について喜神(きしん)なのか、忌神(いまがみ)なのかを判断します。

 

 

私はこの判断(22個の喜神・忌神の判断)をお客様に対して、毎回必ず行います。弊社の四柱推命通信講座を受けてプロになった方も皆さん、そのような四柱推命を行ってます。これが中国式の四柱推命での基本の判断です。

 

十干、十二支について、全て喜神、忌神を出さないと、中国式の四柱推命はできない

22個の喜神・忌神の判断をするためには、格局(かっきょく)を判断する必要があります。この格局を出さないままに、喜神・忌神を出すことはできないというか、格局が定まらないことには喜神・忌神は正確に出ません。生まれた時刻を考慮せずに格局を出すなど危なっかしいです。

 

格局と喜神・忌神はセットと言えます。格局が出れば喜神・忌神を出すのはそう難しくありません。「格局はよくわからないが、喜神・忌神は出た」ということはあり得ません。

 

 

■■弊社へのお問い合わせ、ご相談、四柱推命通信講座のお申込みは下記から■■

中国式四柱推命を駆使したアドバイス、ご相談、四柱推命鑑定申し込みフォーム

四柱推命通信講座のお申込みフォーム

四柱推命ソフトウェア 不動心 予約購入申し込みフォーム

弊社へのお問い合わせフォーム

■電話でのお問い合わせは0982-27-0224まで

(営業時間は午前9時から午後6時までです。土曜、日曜は休業します。業務状況によりお電話をお受けできないこともございます)

にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ
にほんブログ村 ←今回の記事がためになりましたらクリックで応援をお願いします。
皆さまのお陰で創業11年目を迎えます。

 

■■この記事を書いた人■■
武田将和(たけだまさかず)
M&L コンサルティング株式会社

代表取締役

1976年生まれ   43歳

四柱推命歴20年。他の運命学には目もくれず、ひたすら中国式の四柱推命だけを研究中。2009年に個人事業主として、「M&L コンサルティング」を創業する。2013年に法人成り(M&L コンサルティング株式会社)。2019年で創業11年目を迎える。一児(娘)の父親。