喜神 忌神とは

喜神・忌神
この記事は約18分で読めます。

四柱推命でよく出てくる用語の、「喜神、忌神」について説明します。読み方は色々とありますが、私は喜神を、「きしん」と言ってます(きじんと言う方もいると思います)。忌神を「いまがみ」と言ってます(いむかみと呼ぶ方もいるでしょう)。呼び方は色々でして、1つに統一されているわけではありません。

 

喜神(きしん)と、忌神(いまがみ)とは何?意味は?どんな影響があるの?

喜神(きしん)、忌神(いまがみ)とは「四柱推命で出てくる専門用語」です。ルーツが中国や台湾などの四柱推命で「喜神(きしん)、忌神(いまがみ)」を扱うことが多いです。ちなみに私の行う四柱推命でも、「喜神(きしん)、忌神(いまがみ)」は扱います。

 

その他、四柱推命の原書(げんしょ)の滴天髄(てきてんずい)や、窮通宝鑑(きゅうつほうかん)などに基づいた四柱推命をされている方も、喜神、忌神を扱うと思います。日本で発展した四柱推命流派の泰山流(たいざんりゅう)でも、調候用神法(ちょうこうようじんほう)を駆使するところでは扱うのではないかと思います)。逆に「天中殺、空亡、十二運、神殺星」をよく使う、いわゆる簡易な四柱推命や、生まれた時刻を考慮しない三柱推命(さんちゅうすいめい)を四柱推命と吹聴しているグループでは、喜神、忌神はあまり出てこないように思います(ほとんどと言っていいくらい出てこない)。

 

この喜神(きしん)、忌神(いまがみ)とは何?かと言うと、簡単に言えば、「良い運気が喜神(きしん)」、「良くない運気が忌神(いまがみ)」ということです。喜神(きしん)が巡ったというのは、「良い運気が巡った」と言い換えて差し支えないでしょう。忌神(いまがみ)が巡ったというのは、「良くない運気が巡った」ということです。

 

四柱推命では五行(ごぎょう)という理論を扱います。木(き)、火(ひ)、土(つち)、金(きん)、水(みず)、以上5つが五行(ごぎょう)です。この5つの五行それぞれについて、喜神なのか(良い五行なのか)、忌神なのか(良くない五行なのか)と見極めをすることが、四柱推命鑑定を行う上で非常に大事です。この見極めをしないことには、「四柱推命鑑定は何もできない、進まない」と言っても過言ではありません。

 

良い五行なのに、良いことが起こらない?

良い五行と言っても全て良いわけではない。1番大事なのは用神(ようじん)だ」というような主張をしている方をネット上で見かけました(私の行う四柱推命と違う流派のようです)。その点ですが、中国式四柱推命の理論の1つの、「順(じゅん)、悖(はい)」で多少の説明が付きます(説明は省きます)。その他、後述するのですが、流派により、喜忌の出し方自体がおかしい(間違っている?)と思われるところがあります。

 

喜神・忌神の出し方が間違っている流派?

そのような流派の判断だと、「喜神なのにあまり良さが出ないことが多い」など、あるのでは?と感じます(私からすると明らかに忌神(喜神)なのに、その流派では喜神(忌神)としているなどよく見かけます)。

 

私の行う中国式の四柱推命での良い五行については、私の実践上、「喜神では良さがあまり感じられず、用神(ようじん)こそ良いのだ」のような印象は少ないです。良い五行と出たなら、その五行はおおむね良いと感じてます(全体の8割前後は良いことが起こる。または悪いことが起こらない良さ)。良くない五行なら、おおむね良くないと感じてます(全体の8割前後は良くないことが起こる)。良い五行なのに良さがあまり出ないことが目立つなら(悪いことばかり起こる)、そもそも「それは喜神ではない(忌神)」ということではないかと感じます。私から言わせれば、「いつが良い、いつが良くないを精度高く判断するための喜神・忌神」なのに、「喜神は良さはあまり出ない。用神(ようじん)こそ大事なんだ」と言ってては、喜神・忌神の判断自体が、あまり役立たないではないですか。まあ、よその四柱推命についてはどうでもいいのですが。

何度も言いますが、よその四柱推命流派にて、「喜神・忌神の判定がおかしいと感じる流派」を見かけます。よその流派のことは別にどうでもいいのですが、自身の流派の状況を持ち込んで(良い五行だから全て良いわけではないなど)、他の流派の主張や喜忌の判断を「正しくない」と決めつけるような主張はいかがなものでしょう。そもそも、流派により四柱推命理論の違いがあるのですから、喜忌の算出についても流派により違いがあってもおかしくないでしょう。ということは、「その流派で出した喜神だと良さがあまり無いことが多い」が、「別の流派の四柱推命で出した喜神なら8割から9割がた、良い作用がある」ということもあるでしょう。その流派ごとの違いを踏まえず、あれこれ主張するのは賢明ではありません。
例えるなら、とあるラーメン屋の店長が、「あそこの店の味噌ラーメンは美味しいはずがない。なぜなら、うちが一生懸命に作った味噌ラーメンはマズくて人気が無いからだ。よその店の味噌ラーメンが美味いはずが無い」みたいな感じです(笑)。このラーメン屋の店長はメチャクチャだと思うでしょうけど、日本の四柱推命の世界は、ざっくり言えば、こんな感じですよ(全ての四柱推命関係者がそうではありません)。流派による理論の違いや良しあし(店によるラーメン作りの違いや味の良し悪し)を絶対に認めない、プライドの高い方が少なくないです。

 

喜神・忌神は出さないといけないもの?

でも、何でそんなに、喜神(きしん)、忌神(いまがみ)を見極めないといけないのか?と思いませんか?そんなに喜神、忌神は重要なのか?と。

 

う~ん、出さないといけないという「強制的なもの」は何もありませんよ。ただただ、「どの五行が良くて(喜神で)、どの五行が良くないのか(忌神か)」を正確に見極めれば俗な言い方ですが、四柱推命がよく当たるのです。よく当たるなら、普通のプロなら出しますよ。

四柱推命の流派によっては、「喜神・忌神」が出たとしても、その出した喜神・忌神自体がおかしいんじゃない?というところもチラホラ見かけます。要は、「その流派の喜神・忌神算出の理論自体がおかしい」ということになります(四柱推命としては致命的です)。そんな流派の喜神・忌神だと、四柱推命鑑定があまり当たらないので、「喜神・忌神という理論はあまり当たらない」などの考え方に繋がります。流派により、「格局・喜神・忌神」の成立(算出)条件が違うので、このようなことが起こります。
もっと突っ込んだ話をします。私の知る限りでの、「流派による喜神、忌神の違い」が生じる要因の1つは、窮通宝鑑(きゅうつうほうかん)の考え方による喜、忌の取り方と、滴天髄(てきてんずい)の考え方による喜、忌の取り方の違いによるものと感じます。かなり専門的な話ですが、「調候重視で喜忌を決めるか(窮通宝鑑)」、または、「命式の五行バランス、日干の強弱の状態により喜、忌を定めるか(滴天髄)」が流派により違います。その他、内格と従格(外格)の境界線や、格局自体の成立条件が、流派、団体により微妙に違う点も、喜、忌の違いに関係していると感じます。

 

用神(ようじん)について

喜神(きしん)、忌神(いまがみ)のところでよく出てくる用語に、用神(ようじん)というものがあります。この用神(ようじん)については、四柱推命流派により「定義(ていぎ)」が違います。多くの四柱推命流派では、用神(ようじん)を、「喜神の中でも本当に良い(最も良い)喜神」という意味合いで定めているように思います。弊社の中国式四柱推命での、「用神(ようじん)」という用語の定義は少し違います(説明は省略します)。多くの四柱推命流派で扱う、「用神(ようじん)」と同じ意味のものは、弊社の中国式四柱推命でもきちんと考慮しています(当然です)。

よその四柱推命流派で言われる「用神(ようじん)」と呼ばれるものの選定(判断)は、弊社の四柱推命において、特に難しいことはありません(いたって簡単です)。簡単すぎるほど簡単な事柄なので、わざわざそれを表記もしませんし、こんな判断をしました!とネット上で誇示もしません(鑑定者自身が分かっていればいいことなので、それを第三者に伝える必要もありません)。喜神だから、どの喜神も同じように良いとはなりません。その理由は十干それぞれに個性、特性(作用の違い)、時に変則的な作用が備わっているからです。弊社の中国式四柱推命では「十干の特性(じゅっかんのとくせい)」という言葉で用いてます。

 

喜神・忌神を正確に出せれば、四柱推命がよく当たります

「四柱推命がよく当たること」はプロにとっては大事なことであり、生活が潤うことに繋がる喜ばしいことです。五行の良し悪し(喜神、忌神)を見極めれば四柱推命がよく当たるなら、喜神、忌神を見極めることにこだわる(注力する)のは「プロなら当然」と言えます。五行の良し悪しを正確に見極めることで、「四柱推命の精度が高くなる」と私は日々、感じてます。

 

喜神が巡ると、どんなことが起こる?

例えば、五行の「木、火」が喜神で、「土、金、水」が忌神と判断された人がいたとします。この喜神、忌神の判断が間違いないとすれば、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)が巡る年は比較的に精神面は安定傾向で、仕事も捗りやすく、ストレスもどちらかと言えば少なく、喜神(きしん)の文字通り、喜ばしいことが起こりやすい傾向です(結婚、出産、昇進、昇給、発展、収入増加など)。

 

忌神が巡ると、どんなことが起こる?

反対に忌神(いまがみ)の戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)が巡る年は、忌まわしいことが起こりやすい傾向となります(対人関係のトラブル、不意の事故、不注意によるケガ、離婚、降格、収入低下、失職、仕事でのトラブル、収入低下、伸び悩み、体調悪化、病気など)。

初学者の方にも分かりやすいように、かなり端折って、かんたんに説明していますが、考え方としては大まかにはこんな感じです。喜神が良くて、忌神が良くないということです。

 

喜神・忌神は通変星で決まるのではありません。命式により決まります

この喜神、忌神ですが、「通変星のこれこれは喜神で、これこれは忌神」と最初から決まっていません。例えば正官(せいかん)という通変星ですが、人によっては喜神になることもあるし、忌神になることもあります。「正官は良い星だから喜神になる」と最初から決まっているのではありません。劫財(ごうざい)もそうです。劫財だから良くないので忌神になるというわけではありません。劫財が喜神(良い星)になる命式の方もいますし、劫財が忌神(良くない星)になる命式の方もいます。

 

世の中には、「喜神、忌神は気にしなくていい」などと戯言(たわごと)を言う四柱推命プロがいるようです。喜神、忌神を気にしない(出さない、出せない)四柱推命は、「本来の精度ある四柱推命」ではありません。一般の皆さまは十分にご注意ください。おそらく、「喜神、忌神を正確に出せないプロ」が、自身の四柱推命技術の不足を覆い隠すために、「喜神、忌神は気にしなくていい」など寝ぼけたことを言ってるのでしょう。
「喜神は正財、正官、印授で・・・忌神は劫財、傷官、偏印で・・・」などと書いてる記事を、万が一、見かけたら絶対に信じてはいけません(理論的に大間違いです)。日本で発展した四柱推命において、「正財、正官、印授は吉星で、劫財、傷官、偏印は凶星」という誤った考え方をする流派が存在するのですが、その考え方と、「中国式の四柱推命による喜神、忌神」を混同しているプロもいるようです。

 

喜神・忌神は人により違います。傷官(しょうかん)が忌神の人もいれば喜神の人もいます

傷官(しょうかん)もそうです。「傷官は、男性にとっての配偶者の通変星である官星を剋すので、女性にとって忌神になる」とか、そんな時代錯誤な判断で決めつけるのではありません。傷官が喜神(良い星)になる女性もいれば忌神(良くない星)になる女性もいます。偏印(へんいん)もそうです。偏印がすごく良い喜神になる人もいるし、忌神になる人もいます。

 

正財だから喜神ではなく、正財が喜神になる人もいれば忌神になる人もいるということです。例えば、命式内で正財が喜神で強いなら、大雑把に言えば、お金運は良いと言ってよいです(干関係や大運・年運の喜、忌による影響は置いといて)。正財が喜神で弱いなら、あまりお金運は良いとは言えません。正財が忌神で弱いならお金縁は良く、忌神で強いならお金縁は良くないです。

 

以上のように、通変星に対して、「喜神、忌神、強い、弱い」の判断を行う四柱推命が、現在のスタンダードな四柱推命と言えるでしょう。何度も言いますが、喜神、忌神については、「この通変星は喜神で、この通変星は忌神」と最初から決まっているのではありません。その方の命式から喜神・忌神を判断します。命式が変われば喜神・忌神も変わります。偏印がたくさんあっても喜神になれば問題ないですし、正財や正官ばかりでそれら全てが喜神になる命式もあれば、正財や正官ばかりの命式でそれら全てが忌神になる、とんでもない命式もあるということです。

 

喜神・忌神の強さは人それぞれ。命式に良い、悪いは歴然とあります

喜神・忌神それぞれの五行が確定したあとは、私の行う中国式の四柱推命では、その喜神なり、忌神の「強さ」を確認します(この点については特に難しくありません)。喜神で強いのか弱いのか、忌神で強いのか弱いのかを把握します。

喜神になったからと言って、その喜神の通変星が必ず良いとは限りません。喜神にも強い、弱いがあり、弱い喜神はあまり役立ちません。例えば天干に喜神の正財(偏財)があるとしましょう。一見、財星が喜神で天干に出ていれば金銭運が良さそうですが、「その命式自体の望ましい喜神の強さ」というものがあります。ある一定の強さが無いと、喜神の良さが出ない(逆に悪い意味合いが出る)ということがよくあります。弱い喜神の正財では、さほど金銭運に恵まれません。喜神、忌神それぞれ、強さ、弱さをしっかり見極めることが大事と言えます。

 

喜神・忌神を出せる四柱推命を勉強して、色々な方の四柱推命鑑定を行っていくと、すぐに気付くことがあります。それは、「人の命式はみんな違う。どの五行が喜神、忌神かも、その喜神、忌神の強さも、みんな違う。不思議と喜神、忌神が示唆する人生を多くの人が送っている!」と。

 

そして悟るのです。「命式に良い、悪いはある」と。

命式に良い、悪いは無いというのは「大ウソ」なので、皆さん、十分にご注意ください。まともな四柱推命をやる限り(喜神・忌神を出す四柱推命)、「命式に良い、悪いはある」という結論にどうしてもたどり着きます。もし、その結論にたどり着かないのでしたら、それは、「本来のまともな四柱推命をしていない」ということです。それが真実です。どうぞ「見かけの華やかさや賑やかさ」によって「本質」を見誤らないようにご注意ください。四柱推命もピンキリです。

 

ただ、核心的な真実は知りたくない(本当のことであっても悪いことは聞きたくない)というお客様も世の中にいると思います。そのような、「四柱推命で現実を知りたくない方」には、「お茶を濁す、喜神、忌神を出さない四柱推命や、三柱推命(生まれた時間を考慮しない四柱推命もどき)」を選ぶのは良いのではないでしょうか。お客様にも、どんな四柱推命で自身を占ってもらうかを選ぶ権利はあります。

 

喜神・忌神を出す四柱推命が合いそうな人

本当のことをズバリ知りたいなら(良いことも良くないことも。何年が良いか良くないか、命式の良しあし、発展しそうか、貧乏しそうか、健康で苦労しそうか、恋愛や結婚で苦労しそうかなど)、中国式の四柱推命は合うと思います。通変星(つうへんせい)や十二運(じゅうにうん)などを絡めて、性格や適職や価値観や行動パターン、思考パターン、恋愛傾向などなどパーソナルな事柄に特化して細かく雑多に知りたいなら、三柱推命や、昔ながらの日本式の四柱推命は良いかもしれません。ただし、そのような四柱推命では、喜神・忌神が出ないので(出さない)、吉凶がはっきり分かりません。よって、何事においても良いのか悪いのかが曖昧な鑑定結果が出るでしょう。

 

出生時刻が分からない場合、正しい喜神・忌神が出せない可能性が高いです

出生時刻を考慮しない三柱推命(さんちゅうすいめい)の場合、正しい喜神・忌神が出ない恐れが高いため、未来予測の精度(何年が良いか良くないか)はあまり期待できません。たとえば、三柱推命で、法人経営者に良い時期、良くない時期をアドバイスするとか、新規事業についてアドバイスするなどは、私からすると、「危険極まりない」です。下手すると訴訟問題になりかねないと思うのですが大丈夫なのでしょうか。

 

※流派、人物によっては、「出生時刻不明で占えないようなプロはダメだ」などと主張するところもあるかもしれません。色々な四柱推命があり、色々な四柱推命理論が存在するのが「四柱推命の世界」であり、どれが正しい、正しくないは無いと思います。しかし、自説を「正しい」と、ことさらに主張する人間も少なからずいます。

 

中国式の四柱推命では、出生時刻がわからないと占えません

私の行う中国式の四柱推命では、「生まれた時刻」を必ず考慮します。その上で、格局(かっきょく)、喜神(きしん)・忌神(いまがみ)を出してから、あれこれ判断するやり方が、私の個人的な所感としては、「未来予測の精度がある」と感じています。出生時刻が分からない場合、正しい喜神・忌神が出せない恐れがあるのです。

喜神・忌神を出さないで占う四柱推命(三柱推命など)をされてる方なら、さほど出生時刻の重要性は感じていないかもしれません。時柱は「晩年を意味する」なんてサイトを見かけたことがありますが・・・・おいおい・・・もしかして・・・。

まさか・・・4つの柱に、年代を割り振って、年柱は0歳から20歳まで、月柱は20歳から40歳まで、日柱は40歳から60歳まで、時柱は60歳から80歳までを占うなんてやり方しているの?

 

う~ん、それはあくまで簡易な(かなり大雑把な)運気の見方だと思いますが。弊社のように、大運と年運を出して、100年の運気の推移を毎年、毎年、1年毎の運気を確認しながら見ないのでしょうね。楽でいいな~。4つの柱それぞれを見るだけで0歳から80歳まで見れるなんて本当に楽ですよ。私は0歳から80歳まで、毎年、毎年の運気を1年ずつ(合計で80年で、80回、運気を確認します)、見ていくので大変です(今は四柱推命ソフトウェアの不動心を使うのでかなり楽になりました)。

 

喜神、忌神を正確に出すことで、未来予測や(何年が良い、良くない)、性格、健康面などの良い点、良くない点の判断が可能になります

私が行う四柱推命は、喜神、忌神を元にして、「何年が良い、良くない、何年にどんな出来事が起こりそうか、何年に健康面に注意か」などを主に判断する(それらの判断を元にして、様々なアドバイスを行う)、「未来予測」の四柱推命です。性格、能力がどうだ、家柄はどうだ、祖先はどうだ、あまり〇〇は好きではない、〇〇を好む傾向があるなどなど、パーソナルな私的な事柄は、極論を言えば、「占う必要は無い」とさえ思ってます(依頼があればできるかぎり四柱推命で判断しますし、お伝えしたほうが良いケースではお伝えします)。

 

いつが良い、良くないをはっきり精度高く知りたいのか、それとも、「命式」から分かり得る、自分自身の事柄を、知れるだけ知りたいのかなど、お客様が四柱推命に望む事柄は違います。また、占う側の人間も、それぞれ行う四柱推命の流派、見方、理論、概念が違います。ある四柱推命占い師は、「命式から読み取れるもの(出生時刻不明なら、出生時刻不明の命式から読み取れるもの)」をできるかぎり、読みつくす(出しつくす)ことに楽しさや、価値観を見出すタイプかもしれません。ある四柱推命占い師は、出生時刻を必ず考慮して、「格局・喜神・忌神」が正確に出た上で、あれこれ未来予測や、解釈をすることに価値観を見出すタイプかもしれません。

 

出生時刻を推測することもできないことは無いですが、これを行うのには少々時間が掛かります(時間を掛けるだけならいいのですが、命式によっては頭もかなり使います)。以前は出生時刻不明の方について、数千円の割り増し料金をいただいて、出生時刻の推測を行った上での鑑定をやってましたが、正直、数千円の割増料金では割に合わない調査時間を掛けていました。

 

また、どう考えても、出生時刻の推測ができず、四柱推命鑑定ができない場合、出生時刻の推測にかけた労力費用をいただくのも何だか申し訳ないので(鑑定はできなくても、費やした労力代として、数千円をいただいていました)、出生時刻の推測を弊社の業務から外した経緯があります。

 

喜神、忌神を正確に出すとは、どういうことか?

喜神、忌神を正確に出すというのは、「甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)」の10個の干それぞれが、良い作用をするのか、良くない作用をするのかを判断するということです。また、十二支(亥、子、丑、寅、卯、辰、巳、午・・・・)それぞれについても、喜神なのか、忌神なのかを判断するということです。よって、十干で10個、十二支で12個で、合計で22個の十干・十二支について喜神(きしん)なのか、忌神(いまがみ)なのかを判断します。

 

私はこの判断(22個の喜神・忌神の判断)をお客様に対して、毎回必ず行います。弊社の四柱推命通信講座を受けてプロになった方も皆さん、そのような四柱推命を行ってます。これが中国式の四柱推命での基本の判断です。

 

十干、十二支について、全て喜神、忌神を出さないと、中国式の四柱推命はできない

22個の喜神・忌神の判断をするためには、格局(かっきょく)を判断する必要があります。この格局を出さないままに、喜神・忌神を出すことはできないというか、格局が定まらないことには喜神・忌神は正確に出ません。生まれた時刻を考慮せずに格局を出すなど危なっかしいです。

 

格局と喜神・忌神はセットと言えます。格局が出れば喜神・忌神を出すのはそう難しくありません。「格局はよくわからないが、喜神・忌神は出た」ということはあり得ません。格局を正確に出すのが難しい命式は多くあります。時として私が1番難しく感じるのは、「格局判断」です。もちろん格局判断がすごく簡単な方もいます(1秒で格局がわかる命式もあります)。反対に、何日考えても、格局が見えてこない方もいます。格局が出たのち、喜神・忌神の判断で数日悩むことはいっさいありません。格局については分からない時は、数日考え込みます。

 

いかがでしょう。皆さんが知っている、ネットでよく目にする、書店の本で目にする、なんちゃって四柱推命(三柱推命)とはかなり雰囲気も、やっていることも、その「重さ」も違うことがお分かりいただけたと思います。こんな四柱推命を好きという方もいれば、「面倒だな」と思う方もいるでしょう。どの四柱推命に興味、関心を持って、皆さんがこれから接していくかは自由です。私はこんな面倒な四柱推命を仕事として11年やってます。けっこう楽しいですよ(笑)。

 

error:
タイトルとURLをコピーしました