成功しそうなら起業する?上手くいきそうなら頑張ってみる?

四柱推命日記
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今日は「起業」について書いてみます。私は起業経験者であり、一般的には、「起業が成功した人」と思われている節があります。何をもって、「成功」と定義するかは人それぞれですが、「本業としてやっていける(他に仕事をせず生計を立てられる)」ことを成功とするなら、私は成功者と言えるでしょう。

 

年収1億もらえるようになったら成功とお考えなら、私はまだまだ、全然成功していません。

 

私の中では、私自身を「成功した」など全く思っていません。むしろ、まだまだ全然、「成功にほど遠い」と毎日、思ってます。おそらく、私の人生で、「私が思う成功」に到達することは無いだろうと、心の底ではあきらめてます。そのくらいの「大きな夢」があります。なかなか難しい夢ですが、あきらめずに努力し続けます。

 

私自身、起業を経験し、起業してのち、仕事を大きくする過程で発生する色々な出来事、手続きを、ほぼ全て経験してきました。個人事業から始まり、4年の個人事業期間を経て、法人になり、今年で法人8年目になります。個人事業の倍の期間を、法人としてやってきました。毎日、毎日、地道に1つ1つ丁寧に仕事をしてきたつもりです。それくらいしか、「仕事が上手くいく方法」は無いと思ってましたので、武骨に実直に仕事をしてきました。

 

「この仕事で食べていきたい」と毎日、思いながら、2009年を過ごしてました。2009年時は、「船が転覆するか、何とか持ちこたえるか」の瀬戸際な状態でしたから、今よりも真剣に「お金になること(お客様が来てくれる方策)」を必死に探してました。「お金を何とか稼がないといけない(食べていけない)」と心に言い聞かせながら、仕事してました。

 

このままでは仕事が頓挫してしまう。せっかく、会社勤めから離れることができた。今の労働環境は自分自身にとって最高だ(個人事業)。何としてでも、この状態を維持したい、普通にご飯が食べられるようになりたい。友人に酒でも奢れるぐらいになりたい。10万キロ以上乗ってる、この車を買い替えたいな~・・・と、とにかく必死でした。

 

上記は当時の私の気持ちです。「すでに起業したあと(直後)」の気持ちです。お気付きになる方もいるでしょうが、「まったく先が見えていない。むしろ崖っぷち」です。意気揚々とした気分は一切ありません。「お金を稼がないと食べていけない」状態です。貯金はゼロ円です。「成功する可能性」を私自身、全く感じていませんでした。「失敗」の可能性のほうを強く感じていました。誰もが、私の起業を「失敗するだろう」と思っていました。法人になって、仕事が10年続くなど、誰一人として予測していませんでした。私自身も10年以上続けられる自信は無かったです。

 

皆さんは、こんなリスクある起業、できますか?リスクがあるのが起業です。起業するということは、「万が一のリスクも受け入れる」ことを覚悟する必要があります。自営で稼げず、会社勤めに戻らないといけなくなるかもしれません。しかし再就職できる保証はありません。再就職できたとしても、起業前よりも、給料が少ないところしか就職できないのが普通です。

 

「起業する」ということは、色々なリスク、経済的な危機の可能性はあります。一昔前なら、一般的には、「起業することは、危なっかしいこと」の代名詞でした。

 

ところが今は猫も杓子も起業します。インターネットを使うことで、少ない元手で稼げる可能性は、昔よりは出てきていると思います。しかし、それでも・・・・起業した大半の方は普通に稼げず、バイト、パートをしている。そもそも、最初から副業的な起業だったり、週末休みだけ稼働するような、週末起業で、本業はきちんとあったり。それらが悪いとは言いません。皆さん、リスクを恐れて、そのような対策をしつつ、細々と起業される場合が少なくありません。それでいいと思います。みんながみんな、無謀な起業に突っ走る必要はありません。私のような無謀な起業をする人間など、全体から見れば少数派だと思います。

 

2009年当時、私が独身だったから、前述の無謀な起業ができました。結婚してて、子どもがいたら、2009年のような無謀な起業はしていないと思います。だから、「独身」というのは「起業する上で好条件」ですよ。独身の受講者さまが多くいらっしゃいますが、起業するなら独身のうちです。世の中、結婚後に起業するチャレンジャーな方もいますが、そんな方は、おそらく「経済面」が安定しているか(貯金が多いなど)、何とかやっていける目処があるのでしょう。

 

副業でもない、別にバイトやパートをしているわけでもない。とにかく個人事業主としての仕事が本業。この仕事しかしない。稼げるアテは個人事業での仕事のみ。こんな無謀な起業を12年前に始めたんです。

 

ただ言えることは、私は「起業時のリスク」だけは人並み以上に取っていました。背水の陣で「起業」に取り組みました。率直に言えば、副業的に起業される方々とは、「気合の入り方」、「意識」が雲泥の差です。そのあたりだけは自信を持って言えます。そのあたりが、「今まで潰れずに続いているポイント」だろうと思ってます。

 

リスクを多く取った場合、上手くいった際は、「リターン」が大きいのが普通です。また、リスクを取ったほうが、「上手くいく可能性が高い」のが普通です。この考え方がわかりますか?「本気」で本業としてやらずに、副業的にやるから、自分自身の全力を注ぎこめず(時間や頭脳や体力や、もろもろ)、「付加価値の低いサービス」になりやすいのです(だから、あまり稼げず、結局、副業をやめて本業に舞い戻る)。

 

本業としてフルタイムで5日働いていて、休日2日だけ起業する(副業をする)という方がいるとします。休日はヘトヘトになっていないですか?ゆっくり休養を取らないと、本業に差し支えかねません。起業を「本業」にすると、7日間、全て、起業した仕事に費やすことができます。しかもヘトヘトでもないでしょうし、元気いっぱいで取り組めます。

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