倒食になる命式と、倒食にならない命式

倒食について
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「倒食(とうしょく)」。それは四柱推命を学び始める方が、比較的に初期に覚える四柱推命の専門用語の1つです。ネット上で「倒食」という言葉で検索すればわかりますが、「ほぼ全ての倒食についての記事が、ネガティブな意味合い、良くない意味合いで書かれている」のが倒食(とうしょく)です。そんな倒食について、弊社の見解をお話します。結論を先に言うと下記です。

良い倒食もあります。倒食だから良くないとは限りません。

倒食をむやみやたらと恐れる必要はありません。

日本式四柱推命のコテコテな解釈には注意が必要です!

 

一般的な四柱推命での倒食の定義と、弊社の倒食の定義

一般的な四柱推命における倒食の定義はおそらく、下記のようなものです。

一般的な四柱推命での倒食の定義

 

  • 偏印が食神を剋す命式は良くない(すべて倒食)
  • 天干にて偏印があり、その隣に食神がある命式は良くない(すべて倒食)
  • 食神は吉星であり、その食神を剋す偏印は良くない(すべて倒食)
  • 命式に食神があり、大運や年運で偏印が巡る年は良くない(すべて倒食)

 

弊社の中国式四柱推命における倒食の見解、考え方は下記です。喜神、忌神が出てきて何だかややこしく感じるかもしれませんが、率直に言えば、こっちのほうが精度は高いです。

M&L コンサルティングの四柱推命での倒食の定義、倒食にならない定義

 

  • 忌神の偏印が、喜神の食神を剋す命式は良くない(倒食)
  • 喜神の偏印が、忌神の食神を剋す命式は良い(倒食にならない)
  • 天干に喜神の食神があり、隣に忌神の偏印があると良くない(倒食)
  • 天干に忌神の食神があり、隣に喜神の偏印があると良い(倒食にならない)
  • 喜神の食神は吉星で、その喜神食神を剋す偏印は良くない(倒食)
  • 忌神の食神は凶星で、その忌神食神を剋す偏印は良い(倒食にならない)
  • 命式に喜神の食神があり、行運で忌神偏印が巡る年は良くない(倒食)
  • 命式に忌神の食神があり、行運で喜神偏印が巡る年は好調(倒食にならない)
倒食の命式とは、「忌神(いまがみ)の偏印(へんいん)が喜神(きしん)の食神(しょくしん)を剋している命式」です。「喜神(きしん)の偏印(へんいん)が忌神(いまがみ)の食神(しょくしん)を剋している命式」は、弊社では(私は)倒食(とうしょく)とは言いません。

次に私のやっている中国式四柱推命での、「倒食(とうしょく)」の命式と、似てるけど「倒食(とうしょく)にならない命式」を載せます。

 

倒食の命式例

年 甲寅

月 庚子 月令(壬)

日 壬申

時 庚寅

 

月干が偏印(へんいん)で、年干が食神(しょくしん)です。月干の庚(忌神)が年干の甲(喜神)を剋すので倒食(とうしょく)の命式と判断します。喜神が剋される命式は良くありません(天干唯一の喜神は年干の甲です)。格局は身強の内格(みきょうのないかく)になります(身強の内格になるように地支を調整してます)。

 

倒食ではない命式例

年 甲辰

月 庚申 月令(庚)

日 壬申

時 庚戌

 

先ほどの命式と比較すると、天干の並びは同じなのですが、地支は違います。また月令も違います。身強の内格(みきょうのないかく)にはならず、これは従強格(じゅうきょうかく)になります。月干の庚(偏印)が年干の甲(食神)を剋しますが、従強格の偏印は喜神で、食神は忌神なので、偏印が食神を剋すことが「良い」となります。

 

倒食と言われるような、悪い意味合いは無く、むしろ、年干の甲(食神)が忌神で邪魔なので、月干の庚(偏印)はその邪魔な甲(食神)を剋す良い作用をしていると言えます。倒食の悪い意味は全く無いと言えます。私、こんな命式に近いプロミュージシャンを知ってます。誰もが認める素晴らしい才能を持ってて、20代で大成功を収めてます。たぶん、そのミュージシャンは庚が喜神の従強格ではないかと思います。

今回2つの似た命式を載せました。似てるけど地支がちょっと違ってました。この、「地支の違い」が身強の内格になるか、従強格になるかの分かれるポイントと言えます。よ~く、2つの命式を比べてみてください。格局の見極めは、私でも未だに迷うことがあります。それだけ格局判断は難しいものです。

 

喜神、忌神はどうやって出すの?(見極めるの?)

皆さんが気になる、喜神、忌神の出し方ですが、ブログできちんと説明しきれるものではありません。ただ、完璧なものではありませんが、ごくごく簡単な、考え方の流れをご用意しました。良かったら下記を参考にされてください。あくまでも弊社で行う中国式四柱推命の理論によるものです。細かい点の説明はありませんが、どうかご了承ください。

喜神と忌神の出し方(中国式の四柱推命による)

 

まずすべきことは、命式の五行の強弱を出すことです。これから始まります。

  • 命式の五行の強弱を出す(天干、地支、月令の五行)。
  • 五行の強弱から、格局を判断する。身強か身弱か、従格か内格か。
  • 格局をもとに喜神、忌神を出す(ここはさほど難しくないです)。
  • 天干に偏印(へんいん)、食神(しょくしん)が無いか確認する。
  • 天干に偏印があったら、その偏印の隣に食神が無いか確認する。
  • 身強の内格なら、偏印が忌神と決まり、食神が喜神と決まる(倒食)。
  • 身弱の内格なら、偏印が喜神と決まり、食神が忌神と決まる(倒食じゃない)。
  • 身強の従格なら、偏印が喜神と決まり、食神が忌神と決まる。

※偏印が天干に出ていたら、身弱の従格(みじゃくのじゅうかく)になる命式はかなり少ないです。

 

命式によっては身強(みきょう)と身弱(みじゃく)の見極めが難しいかもしれません。その他、格局、五行の強弱も一般の皆さまには分かる由もありません。従格か、内格かの見極めも一般の方にはチンプンカンプンなものです。そこを、当ブログの一記事でうまく説明しきるのは、なかなか難しいです。そのような、面倒な一手間(五行の強弱、身強か身弱か、格局、喜神、忌神の判断)を最初にしてこそ、倒食になるかならないかの正確な判断ができるということです。興味がありましたら、ご自身で四柱推命を学んでみてください。

 

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