私がやった四柱推命の勉強方法

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先日、ブログ記事にて、「四柱推命の勉強法で、丸暗記はやめましょう」と書きました。怪訝に思った受講者さまもいたようですが、「痛いところを突かれた」と感じた方もいたようです。

 

「じゃあ、先生はどんな勉強をしてきたの?」とお思いのことでしょう。 

 

お答えします。特別なことは何もしていません。ちなみに私には「師」はいません。誰にも四柱推命を教わっていないです。全て自分自身で勉強しました。通信講座で習ったわけでもなく、教室に通って対面で教わってもいません。ただ、「尊敬する四柱推命の先生」は少しいます。

 

私は独学で四柱推命を勉強しました。「四柱推命の良い書」を見つけることができれば、「独学」は可能です。ただし、文字がたくさん書いてる書を、飽きずに延々と読みこなせる読書力と、人並み外れた執着力と根性が必要です。私は読書力と、一度食らいついたら離さないスッポンのような執着力があったので、独学で上手くいきました。

 

私の勉強法は、「四柱推命の書」をとにかく読むことです。これだけです。ノートに書くのは疲れるのでほとんどしませんでした(書に書き込むことはしました)。四柱推命を始めて2年目ぐらいのときに、1度だけ、書の内容をノートに書き写したことはありますが、それが1度だけです。そのノートは2009年に開業したのちは一切使用していません。

 

書の内容をノートに書き写すために、ペンを持つ右手と時間と労力をかけるよりも、「正しいことが書いてる書を読んで理解すること」に集中したほうがいいだろうと判断しました。

 

これまでの20年間で、四柱推命の用語を暗記しよう、覚えようなどは一切考えたことがありません。暗記って面倒ではないですか?私のイメージとして、「暗記」って、覚えても覚えても、時間の経過とともに忘れるような気がするので(学生の頃の経験で)、四柱推命の勉強については「暗記」はしないと決めました。それよりも、「書を何度も読んで理解しよう」と決めました。書を読む1回目で、理解度が50%だとして、2回目読んだときに理解度が52%、3回目読んだら55%、4回目読んだら60%、5回目読んだら70%、6回目読んだら・・・・という感じで、理解度が少しずつ上がることを目指しました。理解度が100%になれば、そう簡単には忘れないだろうと思います。「理解しながら、次第に頭に定着する、記憶に残る」が私のイメージです。大学ノート、ペン代も1円もかかりませんし、書き写す右手も痛くなりません。そもそも、私は字が汚いので、書き写したところで、その書き写した字がまともに読めない可能性もありました(笑)。また、書き写しのミスが起こり得る可能性もあります。 「書き写すこと」が目的、やるべきことになっても意味が無いので、ノートに書き写すことはしていません。

 

「大事な部分」をノートに書き写すなども一切していないです。書に付箋(ふせん)を貼ることは多少しました。私のお勧めは、「講座内容」を印刷して、その印刷したものに付箋を貼るとか、赤、青などで書きこんでいくなどです。

 

講座内容自体が要点の塊なので(特に1回目から21回目の講座)、「講座内容から独断で要点だけ抽出して、ノートに写す」というのはお勧めしません(要点の置き去りがおこり、講座が進むにつれて、過去の講座内容がすっぽり抜けているなどがおこりやすくなります)。

 

とにかく四柱推命書を読む。中国式四柱推命の書は当然のこと、日本式の四柱推命書もかなり読みました。最初から最後まで、なるべく読みます。1度読んだら、時間を置いて、また読む。とにかく手当たり次第に多くの書を読む。意味が分からない箇所でも飛ばして読まず、必ずきちんと読む。良さそうな四柱推命の書が出れば、すぐに注文して読んだりしました。

 

とにかく読んで読んで読みまくる。難しい箇所を読んでいると眠くなりますが、眠くなったら読むのをやめます(すぐ寝れるなら、すぐに寝ます)。起きて、先ほどの続きから読むのを再開します。これが私の勉強法です。1冊の書につき、10回でも20回でも30回でも40回でも、最初から最後まで読みます(何度も読むのは、読む価値のある書だけです)。要点をまとめるなどは一切しません。ノートに書いて「まとめること」自体が面倒くさいですし、「書く」という行為は、時として頭脳を使わなくてもできてしまうので、「効率的」ではないと感じます。「覚えたければ頭脳を使うべき」です。

 

私のイメージですが、「頭脳」が情報をまとめてくれると思ってます。頭脳は果てしなく広いスペースを持ってます。そこにポンポン、書から得た知識を分類などせず、どんどん入れていきます(それが読書です)。とにかく書を読んで入れていく。その時の状態は、混沌としてて情報が無造作に散らばっている状態です。そして、あとは時間をかけて待つだけ。時々、復習を兼ねて書を読み、また待つ。また本を読んで待つ。これの繰り返しです。「覚えよう」とか、「暗記しよう」とか一切考えず、頭に沢山の情報を入れたら、ひたすら待つのです。カップラーメンに湯を注いで、フタをして、できあがるのを待つように、「頭脳がまとめてくれる」のをフタをして待ちます。そして1年ぐらい経てば、頭脳がきちんと勝手に、「情報を整理」してくれています。不必要な情報は自動でゴミ箱に入ってます。ご自身に1番近い場所に、すごく優秀で無料で使える、「全自動、情報まとめ機能(頭脳)」を備えているのに、それを使わないのはもったいないです。

 

そして読んで得た知識を実際に実践(お客様の四柱推命判断)で用いてみる。使えそうかどうか、当たるのか当たらないのかを確認する。この確認を必ずしないと上達は絶対にありません。本を読んで、得た理論、知識を実際に用いてみる。そこから得たデータを蓄積していく。大事な書(神峰通考や滴天髄など)は何度も何度も何度も何度も読みました。1度読んで分からないところでも、3回ぐらい読むと、少しずつ意味が分かってくるものです。

 

受講者さまにお勧めしたいのは、「講座の解説」を定期的に読むことです。1日に3回読んで「大体、わかった」で終わって、あとはほとんど読まないではなく、例えば1度読んで(2度でも3度でもいいです)、1週間後にもう1度読んで(その際に2回、3回、4回と読む)、また1週間後にもう1度読むなどです(1回ごとの読む回数、読まない期間は自由に決めていいです)。

 

あまりお勧めしないのは、短時間、短期間で集中して何度も読んで、それでハイ終わりという読み方です(暗記しようという考えによる)。例えば講座解説を1時間で3回読むなどは、3回読み終えた後は記憶に残りますが、それっきりで、その後、あまり読まない場合、時間の経過とともに、どんどん頭の記憶から消えていきます。

 

それよりも、半年かけて6度読むとか(1か月に1回復習をする。1回ごとの読む回数は自由)、1年かけて12回読むとか(1か月に1回の復習)のほうが記憶に残るはずです。

 

弊社の講座テキストの中で、「特に大事な箇所」は初級Aコースの1回目から21回目の講座内容です。この箇所は非常に大事なのですが、「初級コースの1番最初」ということで、時間の経過とともに、すっかり忘れたり、見向きもしなくなる方もチラホラ見かけます。

 

弊社の四柱推命通信講座は、大事な理論や解釈を(プロとして使えること)、初級の最初のコース(1回目から21回目)で教えています。その点、くれぐれもご留意ください。1回目から21回目の講座内容は、初級を終えても、中級を終えても、上級コースに入っても、プロ活動を始めても、暇があれば繰り返し読んでください。1回目から21回目の講座内容を縦横無尽に駆使すれば、立派な四柱推命判断ができます。さらっと理解ではなく、時間をかけて、1回目から21回目の内容を深く深く理解してください。

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