中国式四柱推命は使いものになるのか? 「別れの時期」の読み方

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何か月か前に、とある面白い書籍というか読み物を見つけたんです。拝見しましたよ。その読みものを著した方は、「中国式四柱推命は使いものにならない」ということを盛んに仰ってました(笑)。ありがとうございます。率直なご意見です。中国式四柱推命の宣伝を積極的にしていただいている、この著者の方に深く感謝いたします。

そんな使いものにならない中国式四柱推命で私は16年、食べています。M&L コンサルティングが個人事業で開業してから5年で法人成りして、今年で12年目になります。私はたまたま運が良かったのでしょう。使いものにならない(らしい)四柱推命で、お金を得て、「M&L コンサルティングの武田って人、ただの詐欺師?」と思われかねません(笑)。私としては「中国式四柱推命は使いものになる(当たるな~)」と思いながら、頑張って真面目に働いた結果です。

 

「そうか、中国式四柱推命は使いもにならないのか(しかし本当に、うちの四柱推命のことだろうか?)」と思いながら、その読みものを読み進めていくと、ところどころというか、少なくない箇所で、私がやっている四柱推命(お客様へのアドバイスや講座で用いる四柱推命)では使わないような解釈が、「中国式の四柱推命ではこう読む」みたいに紹介されている。

 

「あれ?うちの四柱推命のことを書いた読みものだと思ったけど、違ったかな?」と怪訝に思いつつも、「まあいいか、面白い書なので、この書を少し参考にしつつ、私のやってる四柱推命のことをブログ記事にしよう」と思い立ちました。これはシリーズ化できそうな予感がします。ここ近年、四柱推命関連のブログネタに正直、困っていましたが、こんな記事なら、いくらでも書けそうです(その読みもののお陰です)。

 

私は透派(とおるは)の四柱推命を基本としつつも、「解釈は現代に即したものを」と毎日、考えながら2009年から16年、仕事をしてきました。なぜなら、昔の四柱推命の解釈をそのまま、この現代日本でそのまま使うのは、この面白い読みものの著者の方と同じ気持ちと言いますか、「ちょっと今の世には合わないんじゃない?」と思うことが多々ありましたので(中国式四柱推命の教科書を読んだ際にそう思った)。

 

解釈・読み解き方は、どんどん自由に作り出してナンボ!という意識で、日々、少しずつ新たな解釈が生まれてきました。もちろん、私が見つけた独自の解釈は世に広まっていません(受講された方の一部しか知らない)。数百年前の当時、使われていた中国式四柱推命の解釈を、私はある程度、知ってはいますが、一切使わないものが少なくありません。

 

話しが長くなりました。「別れの時期の読み方」ですが、その読みものでは、「中国式四柱推命では傷官(しょうかん)の時期に別れがあると判断する」というニュアンスで書いてます。率直に言って、「えっ?本当に?」と思いました。

 

率直に言って申し訳ないですが、「傷官の時期に別れがある」という解釈は、少なくとも私の行う四柱推命では使いません。弊社の四柱推命通信講座でも、そのような教え方は16年間、したことが1度もありません。

 

「傷官は別れの時期」という教えは弊社ではしてないし、お客様に対しても、一律でそんな単純な読み方はしないということです。むしろ、中国式四柱推命ではなく、日本式の四柱推命をされる方のほうが、「傷官は別れの時期」と判断してそうな気がするのですが・・・。

 

もちろん、傷官(しょうかん)の強まる時期に別れる方はいますが(傷官が忌神で良くない人とか)、それは他の通変星でも同様に起こり得ることです。正官年に別れる人もいるし、印綬の年に別れる人もいる。正財の年に別れる人もいるし食神の年に別れる人もいる。それと同じことです。よって、私の行う中国式四柱推命では、全部一括りで「傷官(しょうかん)の時期に別れがあると判断する」ことは100%無いです。

 

今から1年近く前に書き上げた記事にも、似たようなことを書いてますので参考にしてください。

中国式四柱推命で 「本当に出会いに良い時期」を知りましょう
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