天中殺・空亡は当たるの?(中国式四柱推命の理論による解説)

天中殺、空亡、大殺界は怖くない!
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占い好きな人を惑わす(不安に陥れる)、三大占い用語。それは天中殺(てんちゅうさつ)、大殺界(だいさっかい)、空亡(くうぼう)でしょう。そんな天中殺、大殺界、空亡について実例なども挙げながら解説していきます。

 

天中殺、空亡が当たらない、本当の理由(実例から解説)

弊社の代表である私(武田)は、2010年は大運天中殺(空亡)と、天中殺(空亡)が重なった年でした。私は「寅年と卯年」が天中殺(空亡)になります。

 

よって2010年はどん底な悪い運勢のはずだったのですが・・・・弊社の経営はいたって順調でした。会社にも私個人にもいっこうに何も悪いことが起きないのです。健康面も何も問題ありませんでした。今の仕事で独立して2年目の2010年は、かなり奮発して(まだまだ稼ぎが安定していないくせに)、7000円くらいで西川の安眠枕(あんみんまくら)を買いました。その安眠枕のお陰か、2010年は毎晩ぐっすり眠れました。

 

天中殺と大運天中殺が重なった2010年が絶好調だった事実をどう捉える?

このように、大殺界、天中殺、空亡がダブルで重なった年が好調だったという事実を、空亡や天中殺を用いる方々はきちんと理論的に説明できないといけません。「落ち着いて冷静に過ごしてるから、大過なく過ごせてるようですね」なんて誤魔化しは必要ありません。算命学で出てくる、「どうやら、陽転したようです」なんて常套句は結構です。陰転(いんてん)、陽転(ようてん)なんて、あとから何とでも言えますわ

もっと明確な理論で説明して欲しいです。

 

天中殺年が絶好調なのはなぜ?それを明確に説明できるなら信用するのですが・・

私が、空亡やら天中殺を全く信用してない理由は、大殺界、天中殺年が好調な場合に、なぜ好調だったか理論的な説明を、「天中殺を扱うグループ」がしないからです(私にはそう見えます)。陰転(いんてん)とか陽転(ようてん)したとか、何とでも言えるようなものは「理論」とは言いません(算命学では理論らしいですが)。

 

天中殺年に不調か、好調か?をかんたんに見極めできる中国式の四柱推命

私にとっては、寅年、卯年の天中殺(大殺界、空亡)が当たりませんしかし、世の中には大殺界、天中殺、空亡が当たる人もいます。天中殺、大殺界の年になると本当に悪いことが起きる方もいます。その、「天中殺、空亡、大殺界が当たる人、当たらない人」については、弊社で行っている中国式の四柱推命で明確に判断できます(大殺界の年が平穏か、本当に良くないことがあるかの見極め)。中国式の四柱推命では当たり前の話です。

 

天中殺年の好調、不調を、「天中殺を扱う本家」が明確に判断できず、天中殺を全く扱わない中国式の四柱推命が明確に見極めできるというのも、よく考えればおかしな話です。まあ、天中殺を使う某運命学は、生まれた時刻を考慮しないので精度が出なくても、しょうがないかなとも思います。

 

天中殺が当たるか、当たらないかを見極める方法はかんたんです

自身にとって、天中殺が当たるか、当たらないかの判断は(天中殺年に良くないことが起こるのか起こらないのかの見極め)、自分自身にとって、良い作用、良くない作用をする十二支を見極めればいいのです。寅と卯が天中殺の人なら、その「寅」が喜神か(良い作用をする)、または忌神か(良くない作用をする)を判断すればいいです。そして、「卯」が喜神(きしん)か忌神(いむかみ)かを判断すればいいのです。本当に簡単なことだと思いますが、いかがでしょうか。世の中には、天中殺、空亡を絶対的に信じて疑わない方もいます。まあ、自分の好きなことを信じればいいだけの話です。

 

例えば、卯年が天中殺、空亡、大殺界の方は、中国式四柱推命で占って、「卯」が喜神と出れば何も問題ありません(卯年が天中殺だろうと悪くないです)。もし、「卯」の十二支が、忌神であれば、命式にとって、良くない作用が強いか、そこまで強くないのかを見極めればいいので、いたずらに怖がる必要は全くありません。あと、卯年に同時に巡ってくる、その年の「十干(じゅっかん)」が喜神か、忌神かも見極める必要があります。その十干が良くない作用の強い忌神か、たいした悪さのない忌神かを見極めればいいです。

 

その年の運勢は、十干(じゅっかん)の作用、十二支(じゅうにし)の作用を合わせて視ます。このような判断を丁寧に行うことで、天中殺の年に良くないことがあるか、何も無いかが明確に分かります。難しいことは何もありません。そして、その時の大運(たいうん)の喜神、忌神も考慮するといいです。

 

天中殺、空亡の年に何も起きない人は、その年の、干なり、支が喜神(きしん)だからです。反対に忌神(いむかみ)であれば何か良くないことがある可能性がありますが、忌神(いむかみ)でも作用がたいしたことないなら、たいして悪いことは起きないでしょう。

 

このような見極めを私は毎日、仕事で行ってます。一般の方が天中殺、空亡を信じたければ、それは自由に信じればいいですよ。何を信じるかは自由ですから。しかし少しでも、「天中殺に疑問」を感じるなら、今のままではスッキリしませんね。そんな方は、中国式四柱推命の先生を探されて、その年の支が喜神か、忌神か、もし忌神なら、どの程度の作用か?重い作用か、軽い作用かをきちんと判断してもらうといいです。

 

 

そして、その忌神の作用が具体的にどういう出来事となって表れる可能性があるか?まで予測してもらってください。寅卯天中殺、寅卯空亡だから、「寅年」、「卯年」は運気が良くないとか、結婚は良くないとか、離婚するとか、転職は良くないとばかり言ってるのは愚の骨頂です。

 

忌神が命式の「どの部分」に作用するか、どういう影響かで、恋愛で支障が出るか、金銭運が低下するか、仕事で何か問題が起きるか、あるいは、健康面に不調が出やすいか、うつ病になるか、腎臓の病気に罹るか、子宝がなかなか授からないか等々、その他、千差万別の影響が出てきますので、そこをプロの方は見抜いて判断しないといけません。

 

すごく当たり前のことを書いたつもりですが、この文章に違和感を感じる方は、天中殺理論、空亡理論を信じてるのでしょうから、それはそれで良いと思います。

 

プロの占い師の皆さんは、それぞれ、お好きな理論で判断すればいいだけの話です。一般の皆さんはお好きな占いを信じればいいです。私は、上記の理論が当たるので、それで四柱推命判断をするだけです。

 

天中殺年の結婚は問題ありません。天中殺年の引っ越し、転職、新規事業も大丈夫です。

天中殺年に〇をしたらいけない、〇はなるべくしないほうがいい、〇をすると、そのうち〇になる・・・・。こういう天中殺理論について、弊社の中国式の四柱推命は自信を持って、「全否定」します。そんなもの「信じないほうがいい」と断言します。天中殺は信じるだけ、「無駄」であり、天中殺占い師に、「天中殺年の相談をすること」が「お金の無駄」と断言します。

 

やみくもに無根拠に否定しているのではありません。長い年月をかけて、「天中殺年」に起こった出来事などを、多くの相談者様(お客様)からいただいた「事実」の情報をもとに、中国式の四柱推命を用いて検証を行いました。その結果、「天中殺年に平穏無事なケース」と、「天中殺年に不調なケース」について、中国式の四柱推命により、「明確な判断が可能」という結論にいたりました。

 

私は天中殺の存在自体について否定しているのではありません。天中殺が存在すること自体、別にどうでもいいし、私には何も関係はありません。私が否定しているのは、「天中殺そのものの理論の軽薄さ」であり、「天中殺の精度」です。そして、「天中殺」を信じる事による弊害と、無駄な出費も問題視してます。

 

「天中殺だから良くない、あれこれ新規のことはしないほうがいい。天中殺年に生まれた子供はどうのこうの。天中殺年に〇をすると、そのうちダメになる(結婚、独立開業、転職など)」については、「全く気にする必要は無し、気にするだけ無駄」です。そんなもの(天中殺)を気にして、一般の方々が人生の本当に良い時期を無為に過ごすことだけは、どうか避けてほしいと思わずにはおれません。

 

天中殺理論。当たらない人が50%、当たる人が50%ですよ。精度が50%の天中殺、100人中50人は当てはまるが50人は当てはまらないのです。天中殺って、7割、8割ぐらい当たるのではないです。2人に1人は全く当たらないのです。10人に5人は当たらないんですよ。私が行う中国式の四柱推命からすると、10人中、5人は外れるというのは、「運命学としての精度」の点で致命的な欠陥と言えます。

 

天中殺理論は精度が50%です。10人中、5人は外れる。これは運命学としての精度の点で、かなり問題がある理論と言えます。その理論を趣味、お遊びで使用するなら、まだわかります。しかし、プロが精度50%の天中殺理論を使って、有料でお客様にアドバイスするのは、「当たる、当たらない」ではなく、エンターテイメント的に使用していると思うしかないです。

 

これって理論と言えるほどのものでもなく、当たり前のことじゃないですか?好き、嫌い、美味しい、美味しくない、来る、来ない、暑い、寒い、仲が良い、仲が悪い、健康体、不健康、貧乏、金持ち、好調、不調・・・・と同じ精度です。コインを飛ばして表か裏かの精度と全く同じです。誰でも言えるじゃない。

 

明日は晴れる、晴れないを言い当てるのは、そうそう難しくないです。子どもでも、「明日は晴れ!」と言って、当たることもあります。でも雨が降ることもある。これが精度50%です。いちいち、占いの勉強をしなくとも、誰でもすぐに、「精度50%」の占いはできるということです。

 

こんな迷理論を伝家の宝刀のごとく扱うプロの人間を、皆さんはどう思いますか?そうだね~、天中殺は気を付けないとね~、本当に怖いね~って思いますか?私は、この天中殺の真相を知った時(中国式の四柱推命を覚えたことにより、天中殺の精度の低さを知った)、「この業界の闇」みたいなものを感じました。

 

天中殺年が好調そうか、何かトラブルの可能性があるのか、どちらに転ぶか?は天中殺理論では、はっきり分かりません。では、どうすればわかるか。弊社で行う中国式の四柱推命ならわかります。どうぞ、冷静な気持ちで目を見開いて真実を見極めてください。

 

「現在、日本には(ネット上には)、どんな占い師がいるのか」をあれこれ調べてみると、10年前と何も変わってない。むしろ、逆に天中殺、空亡を平気で、何の臆面もなく使う占い師が幅をきかせているようにも感じ、「こんなことではいかん」と思っています。別に、天中殺、空亡を使うプロが存在すること自体はどうでもいいのです。どうぞどうぞという気持ちです。

 

私が嫌なのは、中国式の四柱推命で凄く好調な良い運気の年を、「天中殺だから大人しくしよう」なんて思って、人生の本当に良い時期を無駄に無為に過ごしてしまう一般の方がいることが許せないのです。一般の皆さまに非は一切ありません。

空亡、大殺界が当たらないです。空亡は本当に正しいの?
空亡、天中殺、大殺界はすべて同じものです。空亡、天中殺、大殺界は無視するのが1番です。いまだに空亡(くうぼう)、天中殺(てんちゅさつ)は良くないなどと平気で言う...

 

猫でも分かる、天中殺、空亡、大殺界講座

天中殺、大殺界、空亡は名称は違えど、全て同じもの、同じ意味です。

算命学・・・・天中殺

六星占術・・・大殺界

四柱推命・・・・空亡

 

では、この「天中殺、大殺界、空亡」の根拠、理論は何だと思います?何か理論、根拠があるから存在するはずです。それを今から説明いたします。

 

十干(じゅっかん)と十二支(じゅうにし)って、ご存知でしょうか。十干は、甲、乙、丙、丁、戊・・・と続くものです。十二支はご存知のとおり、子、丑、寅、卯、辰・・・です。

 

さて本題に。天中殺、大殺界の理論ですが、その理論とは・・・

 

十二支と十干を組み合わせてみよう。あっ、2つ余るな。この余ったのをどうしよう・・・。そうだ、この余った2の時は運が悪いとしよう。本当に運が悪いのかは分からないけど、この期間は運気が不安定という風に決めよう。

 

十二支と、十干を組みあわせると、十二支が2つ余ります。だから、その余った2年は運が悪いだろうという(悪いかどうかの検証もしていないのに)、全くの珍妙奇天烈(ちんみょうきてれつ)な理論です。いや、論理的には破綻しているので、「理論」とは言えない。何人かで集まって、「こういう風にしよう、決めよう。これでいきましょう!」みたいな感じです(笑)。

この天中殺、空亡の理論は、相当な昔に考え出されてます。数百年、いや、1000年以上、昔ですよ。

 

分かりやすいように説明します。下記を見て下さい。

 

<10干>甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
<12支>子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥

 

戌と亥だけ余りました。

上記で十干と十二支を組み合わせると・・・甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉、以上、10個の干支ができました。十干と十二支を合わせたら、10個の組み合わせができて、2つの十二支が余ります。戌と亥だけ余りました。

 

この残った2年は運が悪いそうです・・・・・・もう少し、何か納得できるような根拠は無いのですかね・・・。とにかく、甲子の日、乙丑の日、丙寅の日、丁卯の日、戊辰の日、己巳の日、庚午の日、辛未の日、壬申の日、癸酉の日に生まれた方は、余った二支の、「戌年、亥年」が運が悪いそうです。

 

皆さんが恐れている、大殺界、天中殺、空亡は「十二支と十干を合わせて、余った二つの支」という、たったそれだけの理論で成り立っているのです・・・・。四柱推命で最も大事な理論「陰陽五行」を軽く無視してます・・・・。

 

「十二支と、十干を組み合わせて、余った2つの支」が大殺界、天中殺、空亡の理論です。それ以外に何もありません。それに最もらしい理論を付けたのが、四柱推命と似たような三柱推命のアレです・・。

 

宿命大殺界は全く整合性、正確性の無い占い理論です

宿命大殺界(大運天中殺、大運空亡)は20年あるんですよ。20年の間には、弊社で行ってる中国式の四柱推命で占う忌神運(良くない運気)の年は半分ぐらいあるでしょうし、その間に、忌神を強める時期もあるでしょう(忌神運の三合や、大運、年運で忌神が重なる時期や、1番良い喜神を無作用にしたり、剋す時期など)。

 

大運で命式の喜神を干合して、年運でまた、命式の喜神を干合してしまい、命式内に喜神が1個も無くなる年だってあるだろうし、きちんと毎年の運気を視れば、

 

そりゃ~、20年の間に悪い年ぐらい、誰だって必ずありますよ。20年続けて運気が良い人なんて、世の中に1人もいません。そんな人、誰もいないのですよ。

 

それを、「宿命大殺界だからだわ。去年、私、離婚したし。今年は父が死んだし。あ~・・・心配・・」・・・なんて考える方もいるんでしょうか。恋愛で別れたり、離婚しそうな年は、四柱推命である程度は分かるものです。女性なら、忌神の食傷年や、忌神食傷が大運、年運で重なって強くなったり、三合が揃って強まった年とか、忌神の劫財が強まった年とか、まあ他にも色々あるんです。

 

天中殺年の結婚や、天中殺年に離婚ではありません。相手との相性も関係するだろうし、相手が浮気性だったかもしれないし、自分自身が浮気したかもしれない。金銭運がすごく低下する時期のために、どちらかの借金が原因で離婚するかもしれないし、色々な理由が絡み合って、「離婚」という結果が出てくるのです。とにかく、毎年、毎年、運気をきちんと、中国式の四柱推命で視れば、誰だって良い年もあれば、悪い年もあります。それを・・・

 

宿命大殺界(大運天中殺、大運空亡)に入ってから離婚したわね。あんたは、この期間中は何をやってもダメよ。

 

こういう馬鹿げたことを言う占い師がいるようでして、一般の方も、「そうか・・大殺界(天中殺、空亡)は怖いな・・・」なんて思い込んでしまう。毎年、毎年の運気もきちんと視ずに、そういうことを軽々と言うのですから、困った占い師が多い世の中です。まあ、それだからこそ、実力のある真摯な四柱推命プロの正しい四柱推命鑑定が引き立つという良さもあります。まあ、一般の方が大雑把な天中殺、空亡鑑定で惑わされてしまうのは良くないことと感じてます。

 

皆さまも本当に気をつけて下さい。天中殺だから何とかだ、宿命大殺界だから何とかだ、大運空亡だから何とかだ、大殺界中の結婚は離婚する・・・・。

全て、怪しいと思って間違いないです。

 

毎年、毎年の運気を中国式の四柱推命できちんと視れば、大殺界や天中殺、空亡など一切考慮せずとも、色々な事象の原因は明確に分かります。

 

空亡 天中殺の年に独立開業してはダメ?

タイトルにありますが、「天中殺の年に独立開業してはダメ」という言葉で検索された方がいらっしゃいました。この点について、私の見解を述べます。

 

空亡年(天中殺、大殺界年)に独立開業をしても全く問題ありません。この世の多くのご活躍されてる経営者さまが例外なく、天中殺の年を避けて、独立開業しているということはまず絶対にありません。天中殺、大運天中殺の真っただ中で独立開業して、事業を成功させている立派な経営者の方がたくさんいますよ。

 

また、天中殺年の事業経営も恐れる必要は一切ありません。冷静に考えてみてください。12年のうち、2年間は天中殺年(空亡、大殺界の年)があるのですから、12年以上、経営者をされてる方は、全員、天中殺年の経営を経験されてます。私も経営者の端くれですが、天中殺年(2010年、2011年)に事業を頑張り、会社を軌道に乗せてきました。

 

再度、申し上げますが、「天中殺年の開業、起業すること」についてですが特に問題ありません。どんどん、天中殺年(空亡年)に独立開業されて結構です(算命学の人は反対するでしょうけど・・・)。ただし! 弊社で行う中国式の四柱推命での判断でオッケーだったらの話ですよ。ここは重要です。

 

天中殺年(空亡年)がどうこうは一切、気にしなくていいのですが(天中殺なんて気にすること自体、無意味です)、その他の気にしなければいけない事柄がいくつかございます。1つだけ簡単に言うと、「その人自身が、経営が得意か、下手そうか」です。

 

当たり前のことですね。生まれつきに経営が不得意な傾向の方は、なるべくなら、独立開業、会社経営などをしないほうが無難ですが、「その他のチェックポイント」次第では、経営が不得意そうな方でも、「独立開業をしてもいいよ」と弊社の中国式の四柱推命で判断されるかもしれません。

 

まあ、とにかく、「天中殺、空亡、大殺界」は完全に無視して構わないと断言できますが、その他のチェックポイント(中国式の四柱推命による判断)がいくつかありまして、そこは絶対に無視できません。しかし、世の中の空亡、天中殺を信奉されている皆さん、空亡、天中殺を使うプロの方は、私が絶対に外せないチェックポイントを無視して、私が全く無視してる天中殺、空亡を超重要ポイントと見てる。

 

滑稽なこと、この上ありません。まあ、天中殺信奉者からすれば、私の考えこそ滑稽(こっけい)で嘘八百(うそはっぴゃく)で馬鹿げてると思っていることでしょう。どうぞご自由にお願いします。

「その年に独立開業してもいいかどうか」の、私が絶対に外せないチェックポイントはブログ上では言いません(笑)。言うわけがない。手の内をさらしたりしません。

大殺界は当たらない!と思ったエピソード(実例)

世の中には、大殺界(だいさっかい)を恐れている方が大勢いらっしゃるようです。でも、本当に大殺界の年は必ず悪いことが起こるのでしょうか?大殺界は絶対に悪いことが起こる?その点について、私自身の体験も踏まえて説明いたします。大殺界をそんなに怖がる必要はないと分かっていただけるはずです。

 

大殺界と天中殺と空亡は同じものです。

占いに詳しい方なら、常識と言っても良いことなのですが、一般の方の中には知らない方もいるようなので、まず大事なことを書いておきます。大殺界と天中殺と空亡は、「同じもの」です。

 

●細木のおばちゃんの六星占術(ろくせいせんじゅつ)では大殺界(だいさっかい)。

●算命学(さんめいがく)では天中殺(てんちゅうさつ)。

●四柱推命(しちゅうすいめい)では空亡(くうぼう)と言います。

どれも同じものです。たまにですが、「大殺界と天中殺が重なってしまいました。怖すぎます!」みたいなお客様が弊社に相談されますが、下記を読まれて落ち着いていただきたいです。

大殺界と天中殺と空亡は同じものです。六星占術(ろくせいせんじゅつ)では大殺界(だいさっかい)、算命学(さんめいがく)では天中殺(てんちゅうさつ)、四柱推命(しちゅうすいめい)では空亡(くうぼう)と言います。占いの種類により呼び方が違うだけです。なお、大殺界はオマケで1年プラスされて、期間は3年になります。天中殺と空亡は2年です。

 

大殺界の別名が天中殺です(空亡とも言います)。大殺界と天中殺(空亡)が重なったから悪い運気が2倍になるとか、そんなことは一切ありません。その前に、「大殺界の年が本当に悪いかどうか」もまだ分かりませんよ。まずは、大殺界の年が、中国式の四柱推命で見て、「どうなのか?」を確かめないといけません。「ネット上の無料四柱推命」のようなアテにならないレベルの四柱推命ではなく、三柱推命(さんちゅうすいめい)でもなく、「中国式の四柱推命」で見ないといけません。

 

のちほど、この記事内にて、「大殺界の年に悪いことが起こるか、起こらないかの判断方法」を中国式の四柱推命の理論でお話します。

 

2010年は庚寅年。大運は壬寅。寅が2つ重なった。

私(武田)の話をします。2010年(庚寅年)は、大運が壬寅でした。私は寅年と卯年が大殺界(天中殺、空亡)に該当します。細木のおばちゃんは、大運空亡(たいうんくうぼう)のことを「宿命大殺界(しゅくめいだいさっかい)」と呼んでます。算命学では、大運空亡を、「大運天中殺(たいうんてんちゅうさつ)」と呼んでます。

 

・宿命大殺界(しゅくめいだいさっかい)

・大運天中殺(たいうんてんちゅうさつ)

・大運空亡(たいうんくうぼう)

 

以上、3つは同じです。しかし、細木のおばちゃんのネーミングセンスは凄いものがあります。現に多くの一般の方に、「大殺界」という用語を浸透させてますから。セールスコピー能力は抜群と言わざるを得ません。本もすごく売れているようですね。最近見ませんが、元気にされているのでしょうか。余計な話はこのくらいにします。

 

2010年は宿命大殺界と大殺界が同時に巡るという、稀な悪い運気の年だったのですが、何も悪いことはありませんでした。この記事を書いた現在が2018年ですから、もう8年も前のことなので、記憶があやふやな点もありますが、思い返してみても、何も悪くなかったと思います。

 

私にとっての2010年と言えば下記のような年です。

●開業して2年目の年。毎月の売り上げが20万を越えることが多くなり、収入が安定しつつあった。

●手元にキャッシュが残るようになり、色々な仕事の備品を買えるようになった。古い富士通パソコンから、当時売り出していた、レノボのノートパソコンに買い替えた。

 

●四柱推命通信講座を受講希望する方が少しずつ増えてきていた。

●四柱推命相談を申し込まれる方が、前年の3倍から4倍に増えてきて、本当に忙しくなってきてた。

●忙しいために、外に出る機会が激減し、体重が増加傾向だった。

●親の反応が少し変わってきてた(今月はいくら儲かったの?と聞いてくるようになった)。

●健康診断に行きたいと思いつつ、行くタイミングがなかなかできなかった。

●レンタルサーバーと、独自ドメインを初めて契約した。

 

う~ん、仕事のことしか思い出せないのですが、上記のような感じでした。健康面は何も問題なく、仕事も順調でしたね。親の見る目が少し変わってきて、少しずつ会話が増えていた気もします。「あんた、いい人いないの(結婚はまだ?)」みたいなことを言われたりすることがありました。

 

なぜ、2010年のダブル大殺界は悪いことが起きなかったのか?

2010年のダブル大殺界が何も悪くなかったのは、前述のとおりです。では、なぜ、何も悪いことが起きなかったのかを理論的に説明します。私にとって、十二支の「寅」は喜神(きしん)だからです。これだけです。私の命式では天干に丙(喜神正財)があります。寅が巡ると、寅に含む火の根が、天干の丙(喜神正財)を強めるという風に、中国式の四柱推命では考えるのです。喜神が強まるのは「良いこと」と中国式の四柱推命では考えるので、私にとって、「寅」は金銭的に良い作用をする十二支と言えます。

 

現に、2010年の私の仕事は、金回りが良くなってましたし、収入も増えつつありました。ご相談されるお客様も前年の4倍前後に増えてました、中国式四柱推命の判断通り、「寅」は私にとって、金銭運が良くなる十二支ということです。非常にシンプルで明快で当たる理論です。

 

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