プロの占い師になるのに、適齢期はあるとお考えですか?(受講者さまからの質問)

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プロの占い師になるのに、適齢はあるとお考えですか? 先生の個人的なお考えをお聞きしたいです。

なぜこのような質問をさせていただくかというと、私自身、もうすぐ●●歳になります。
武田先生の下で、中国式四柱推命の勉強をさせて頂いて2年が経ちました。
まだ明確に、プロの占い師になろう!という決断ができていませんが、どういう占い師になりたいか、具体的にどういう活動をしたいのか、自問自答を繰り返している毎日です。
漠然と、●●歳頃に退職をして、占い師として活動を始めるのが理想かな・・・と思うのですが、●●歳って、遅すぎない?と。

もっと早くから占いを学んで、もっと早く占い師を目指せば良かったというのが正直なところです。今、●●で●●をしているので、●●いくことの現実を目の当たりにみているので、●●歳になった私が、新たな仕事に挑戦して、気力、体力共に、やれるのか?と不安です。勿論、お歳を取られても、元気に活発に過ごしていらっしゃる方々が沢山いらっしゃることも知っています。

若い頃から、ずっと占いの勉強をして、プロ活動をされていた方なら、●●歳になっても、●●歳になっても、大丈夫だと思います(私個人の考えですが)
私が心配なのは、●●歳くらいになってから、新たに占い師になっても、頭や体がついていけるのだろうか?ということです。

パソコンや、スマホ、SNS等も最低限のことしかできません。若い頃と比べて、新しいことに適応するのに時間がかかるようになったと、今でも実感しているので、これから占い師になるのに、歳取り過ぎているのでは?と、不安です。

でも、人生経験はあります。様々な苦労、悩み、楽しみ、たくさん経験し、乗り越えてきた自信はあります。そういう意味では、若い20代の、人生経験の少ない占い師さんよりは、相談者様に寄り添った対応ができるのでは?と、思ったりもします。

占い師になるのに、適齢期はあるのか?なんて質問に、武田先生は「やる気の問題です!年齢なんて関係ありませんよ!」と仰るのかな~と思いつつ、あえて質問させて頂きます。

プロの占い師になるのに、適齢期はあるとお考えですか?

(8月30日の武田先生のブログを読んで、「40代以降に起業するなんて当たり前すぎる、それまでの経験をもとに起業すればいい。起業すること自体は何も難しくない」という記事を読んで、40代以降といっても、適齢の上限はないのかな?と、疑問に思ったのがきっかけでした。)

回答:適齢期というか、「適したタイミング(年齢は関係なし)」はあります。

この受講者さまの、滑らかな、それでいて奥深い質問文章を拝見して思いました。
「この受講者さまは、メール相談をやれば、きっとお客様が沢山来るだろう。文章にストレスを感じさせないから、ブログを書くのもすごく良い。私には、このような文章は書けない(笑)」と。

 

プロ占い師になるのに適齢期(何歳から何歳までがいい)はありません(私の考え)。ただし、「適したタイミング」というか、「適する条件をすでに経験したかどうか」はあります。

 

やはり、「人生経験」がある程度、必要です。特に、人様にアドバイスする人間として、仕事をしていく上で、「苦労した経験」は必須だと思ってます。ご苦労が多いほど良いです。人様にアドバイスする占い師に向きます。「貧乏な生活を何年した」とか、「学生時代、イジメられていた」とか、「結婚生活で20年苦しんだ」とか、「健康で苦しんだ」とか、「家族関係で10年悩んだ」とか、「刑務所に入っていた」とかです。

 

少し前にネット上でよく見かけた、キラキラした優雅な、ハッピーそうな占い師さんらは、いったい何でしょうか?なんで、そんなにキラキラ感を醸しだすのだろう?と不思議に、そして滑稽(こっけい)に思ってました。いわゆる「キラキラ起業女子」って言う人たちでしょうか(すでに死語かも)。こういう方々は、「人様にアドバイスがしたい、お悩みの方を何とか良い方向に」というよりは、「人に占い使ってアドバイスできる私って、カッコいいでしょう。収入もこんなにあって、こんな優雅な生活ができるのよ。オホホ」みたいな感じでしょうか。

閑話休題。ただし、「必要以上に後ろ向きな性格」になってはいけません。「ご苦労」を経験するのはいいのですが、なんでもかんでも「石橋を叩いて壊す」のような、「苦労や、リスクあることは、なるべくしないほうがいい」みたいな価値観でアドバイスする占い師になってしまっては、相談者さまの、「チャレンジしたい気持ち、挑戦」を後押しできなくなります。そのあたりは、「センス」だと思います。

 

昔の人は言いました。「成功したければ、大病、貧乏、刑務所に入るのを経験しなさい」と。

刑務所に入るというのは、少し極端ではありますが、それくらいの「苦労」をした人ほど、「いずれ社会で大きく成功する可能性があるという意味」と捉えてください。

 

プロ占い師になるのに適しているか否かは、やはり「年齢」ではないです。「人生経験」をどれほど、したかどうかだと思います。ただし、人は宿命として、「老い」を避けることはできません。老いれば、誰もが新しいことに順応する力が鈍ります。そこは現実として受け止めないといけません。若い時のほうが、新しいことへの順応力は当然あるでしょう。その点だけで考えれば、「占い師として起業するのは早いほうがいい」です。

 

ただし、人生経験はある程度、あったほうがいいです。その兼ね合いで、「起業に良いタイミング」が決まると思います。一律に「何歳から何歳までが適している」ということは無いです。

 

それと、「起業することへの不安」は若い人でも、若くない人でも誰でもあります。起業したあとは新たに、「食べていけるだろうか(お金は入ってくるだろうか)」という不安が生まれます。起業された方は、毎日、その不安と一緒に人生を送ることになります。そんな不安を抱えながら、これからの人生を毎日送れるかどうか?です。

 

そんな不安はあるけど、それでもお悩みの方にアドバイスしたい!私は仕事としてやりたいの!と強く思えるなら、やればいいです。失敗するかもしれませんが、やってみないとわかりません。現実から目を背けず、リスクをきちんと考えた上で、それでもやりたいなら、やればいいです。「あの時、やっておけば良かったかな~」と、あとあと後悔しそうだったら、やったほうがいいです。失敗しても、また立ち上がればいいですし、やめてもいいです。起業したら、失敗など日常茶飯事に必ずなります。「失敗は普通のこと」になります。

私も13年前に、「失敗するかも」と思いつつ起業したんです。勇気を出しました。起業してからも苦労は沢山ありました。こういうのは、「若ければいい」ってものでもありません。ただ、できることなら起業はなるべく早いほうがいいです。

 

以上、お答えしました。人生1度キリです(輪廻転生は考えないとして)。精一杯やってみればいいです。失敗しても、お腹がすいたりはあるかもしれませんが、命までは取られません。

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